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アート市場における写真 -Market of art photography 

 

フォトグラファーズ・サミット7に行ってきた


Rain on the pacific
Nikon D700
Tamron	SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A09 II)
HDR




回を重ねる毎に盛り上がって来ているが
今回も大盛況で、会場のオンエアイーストは満員であった。

このイベントは大型プロジェクターにスライドショウ形式で
様々な写真家の方の作品が本人のプレゼン付きで見れるのがメインだが
次々と自由に持ち込まれるいろいろな若手写真家の
ポートフォリオが見れるコーナーが個人的には気に入っている。

今回も同コーナーは黒山の人だかりで
残念ながら全部は見れなかったのだが
様々な写真が全紙サイズからL判位まで駆使して
多種多様な1冊のブックが折り重なるようにあり
非常に活気がある。

実際何点か唸る作品を見たし、
ここから何か生まれるマグマを感じるのである。
#と、おもったら目聡くデジタルカメラマガジン誌編集部が
#会場に置かれたポートフォリオをレビューするらしい



今回は事情があって残念ながら中座したのだが、
イベントでは非常に興味深い話が聞けた。

このPhotographer Summitがキッカケとなり
西武百貨店渋谷店にて先日sound of photographyという
展示会があったと言うのは聞いていた。


面白かったのは西武百貨店のギャラリー担当者の方の話で
気になった部分の要点をまとめるとこんな感じだった。

・バブル期まで百貨店ギャラリーでも写真の展示・販売はしていた
・バブル崩壊で美術関連は打撃を受けたが一番は酷かったのは写真だった
・最近NYに行った際ギャラリーの1/3は写真展だった事に驚いた
・現在日本のアート市場は再び写真に興味を持っており、
 今日のイベントにもギャラリー関係者が多数来ている


アートとしての写真のマーケットは日本にも存在する。
が、欧米と比べるとそれはとても小さなものではないだろうか。

アルル国際フォトフェスティバルの様子とか、
米国で絶賛されるライアン・マッギンレーのサクセス・ストーリーを見ると
欧米では写真家を育成したり、優れた作品を適正に流通させる
”システム”が出来ているようである。

一方、世界に冠たるカメラ製造大国の日本は
ハードの凄さの割にソフトの面はどうだろう

西武百貨店の場合もバブル期の写真の取り扱いと言えば
ロバート・メイプルソープ等欧米の写真家が中心であったとの事だし
アンセル・アダムスとかアンリ・カルチエ・ブレッソンとか
ほうぼうで繰り返し取り上げられ、オリジナルプリントの販売もあるが、
評価の定まった”古典”の分野で足踏みしているようにも見える。


確かに木村伊兵衛写真賞はそれなりに一般にも話題になるし
フォトコンテストは物凄い数が全国で行われているし
写真ギャラリーもそこそこあり魅力的な個展も沢山開催されている

しかし、写真好きから離れた一般層には絵画等と比べると認知度も低いし
何かシステムとして不十分な所があるのかもしれない。
#実際、受賞はその後の仕事に大きく役立つわけではないとも聞いた。



そんな中フォトグラファーズ・サミットから”百貨店での”展示が生まれ
実際写真がアート作品として結構売れた事実は非常に興味深い。
#中でも大和田良氏の作品を購入した方は、エルメスのバーキンを買うか
#悩んだ上大和田氏の写真を購入したとの事!!


ここで重要なのはバーキンの話もそうだが、
欧米の既に著名な写真家でなく、”日本の新進気鋭の写真家”の写真が、
ファインアートギャラリーではなく、”百貨店で売れた”という事だ。



ボクはこう思うのである。

デジタル一眼レフの爆発的ブームで、
(一般の)人々は、写真で”表現”する事を覚えた。
つまり記録として撮る写真以外の、表現する写真の楽しさを
実体験で覚え始めたのである。


次の段階として、実際撮影に入れ込んでくると
やがて何人かの写真家の凄さに改めて驚嘆するだろうし、
憧れの写真家や好きな写真家が今後当然増えてくるだろう。


そうして写真を楽しむ目が成熟してくると
アート写真の市場もチカラ強く立上がってくるのではないだろうか。

音楽に例えれば、楽器の演奏者が増えれば(例えばバンドブーム)
ギターヒーローが生まれるようなものだし、
スポーツで言えば競技人口が増えれば観戦興行も軌道に乗るのだ。

だから写真のアート市場は今本当の起動期の最初期なのかもしれない。
現在一般の人で好きなミュージシャンはチカラ強く言えても
好きな写真家をハッキリ言える人はどれくらいいるだろう?
それも時間の問題なのかもしれない。


とは言ってもアート市場が立ち上がるには
まだいくつか壁を超えないといけないかもしれない。

ボクなりにアイデアも無い訳じゃないが、専門では無いので
いずれまたの機会に、と思っているが、
フォトグラファーズ・サミットから生まれた
本日見聞した新しい流れは、とても面白いと思うのである。



※トップの写真はお世話になっている某病院の院長先生が気に入ってくれ
 病院の待合室に現在ボクのオリジナルプリントを飾ってくれているもの。
 苦労してプリントしたせいか有難い事に患者さん達にもすこぶる好評との事で
 ひとつ価値を提供出来たとボクに自信をつけてくれた写真である。















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