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Carl Zeiss Jena Biotar 58mm F2 に驚く 

 

カール・ツアイス・イエナのビオターの写りにちょっと驚いた。

K-x with Biotar 58mm F2


最近フィルムカメラが楽しくてデジタルはあまり使ってなかった。

久しぶりに結構なオールドレンズをK-xに付けてみて
あらためて新鮮な驚きを得たのでレビュウしてみる。



このビオターは第二次世界大戦前後のものだから
今から約60年以上前のものになる。

開発は1927年との事でそう考えると80年以上前のレンズ!

プラナー(西独ツアイス)やパンカラー(東独ツアイス)が
登場する前のツアイスの代表的大口径標準レンズだ。
#ツアイスの歴史について以前書いたのでこちらも是非御覧ください。

ボクの個体は東独人民公社のマークもあるので
戦後間もないの東独産のものだろう。

金属の胴鏡はなかなかカッコイイし作りも良い。
そしてそんなに重くない。(200g程)

ボクの個体はちょっと外見がへたっているが
金属胴鏡は頑丈なので問題なし。

レンズ構成はレンズ構成は4群6枚のガウス型、
絞り羽根枚数10枚、最小絞りF16、フィルタ径φ49mmで、
標準にしては58mmとちょっと長い。



まだカメラが自動絞りになる前のレンズだから
プリセット絞りと言ってレンズ前方の絞り環を
任意の絞り値で下に引っ張って使用する。

ピント合わせは開放で行い、
プリセットした絞りに戻す時に
前述の下に引っ張る作業をした絞り値で
絞り環がストップする仕組み。

そうしないとクリック感が無い絞りなので
無段階に絞りが滑るように動いてしまうので
撮影前によく目視しないといけないのだ。

なんだか昔のレンズはいろいろと面倒だった訳だ。


KIKU
PENTAX K-x
Carl Zeiss Jena	Biotar 58mm F2
M ( F2 -1/640 ) ISO200 



入手した当初ほんの数枚だけ撮った時は
色乗りもコントラストも薄目でいかにもオールドレンズらしく
あとはボケがちょっと癖があるような印象だった

今回久方ぶりに出してみたら何故か印象が変わった。

最初の作例見てもよく階調が出ているのが解ると思う。


Blue Berry
PENTAX K-x
Carl Zeiss Jena	Biotar 58mm F2
M ( F2 -1/250 ) ISO200 



そして何よりピント面がむちゃくちゃシャープだ。
しかも開放から(驚)

古いレンズにありがちな滲みも無く
しっかりとしたピントの芯がある。


色乗りを見る際には中間色である紫で確認するのだが
あっさり気味とは言えちゃんと美しい発色をする。

上のブルーベリーのような木の実は微妙な色の被写体だが
ちゃんと見たとおりに写っていた。
#全てK-xのカスタムイメージはナチュラルにしてます


Tiny flowers
PENTAX K-x
Carl Zeiss Jena	Biotar 58mm F2
M ( F2 -1/250 ) ISO200 


そしてクセがあると思い込んでいたボケ味も
背景を選べばとても美しい

下の仏像の右側のボケ味が
ボクがややクセ玉と思い込んでいた
グルグルボケのボケ味が出ているので解ると思う。


Buddha
PENTAX K-x
Carl Zeiss Jena	Biotar 58mm F2
M ( F2 -1/160 ) ISO200 


丁度この週末は行徳祭りだったので
(秋の行徳はお祭りが沢山あります)
神輿の隊列の女の子を撮ってみた。

肌色に関してはやや寒色気味だが色白に写る感じで
女性もよりべっぴんさんに写りそう。



Gyotoku Festival
PENTAX K-x
Carl Zeiss Jena	Biotar 58mm F2
M ( F5.6 -1/400 ) ISO200 


ちょっとアンダーにして撮っても黒のしまりも良い。

そして何よりシャープな中に透明感を感じるのである。

ちなみにボクの個体は昔の製造法のレンズらしく
よく見ると小さな気泡が入っているくらいだが
硝材が優れているのだろうか。

そしてツアイスのシンボル赤い「T」マークがあるので
コーティングはされているが当然モノコートだろう。

従って逆光等には弱いのだがこの日は曇りという事もあり
良いところばかり見える環境が揃ってたのかもしれない。

いずれにしても60年も前のレンズに驚きを覚えるのもスゴイ事だ。
カールツアイスの偉大な仕事ぶりに感服すると共に、
こういう新鮮な感動があるからオールドレンズはやめられないのだ。


Mikoshi
PENTAX K-x
Carl Zeiss Jena	Biotar 58mm F2
M ( F4 -1/800 ) ISO200 


追伸:
オールドレンズを考えるというシリーズで
オールドレンズの楽しみ方をまとめていますので
そちらも是非ご覧ください。










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コメント

おじゃまします

工業製品でよく言われる「最新こそ最良」と言う言葉は、全ての工業製品にあてはまる訳では無いのですね。
驚きです。

Re: おじゃまします

コメントありがとうございます。

まあ逆光性能とかトータルで見れば最新レンズの方が良いのですが
写りそのものは仰る通りな所がありますね(^^

現行のニッコール50/1.4Dとかハロが明らかに開放で出ますし(笑

> 工業製品でよく言われる「最新こそ最良」と言う言葉は、全ての工業製品にあてはまる訳では無いのですね。
> 驚きです。

今のレンズは改善という名のもとコストダウンしますが、昔のものはコスト度外視ですから、当時可能な最良の材料を使います。考え方が違いますね。
それに今のレンズは画像エンジンで修正できることを最初から考えてますから最高の性能とは言い難いでしょう。
昔のレンズほどごまかしがきかない。

それにしてもBiotarいい感じですね。ポジで撮ったような発色で。

Re: タイトルなし

なるほど、この性能は考え方の違いから来ている、というのは言い得て妙ですね。

確かにビオターみたいなレンズには最良の材料を使っていると感じます。

何処とは言いませんが某メーカーのレンズは収差をカメラで補正する前提で出しているの知ってちょっと残念に思ったことあります。

いくら最近のエレクトロニクスが優秀だとは言え、入力デバイスである光学レンズは数値で表せない”何か”も性能に出ますから手を抜かないで欲しいですよね(^^

ま、オールドレンズ好きにはこういう現状は結構キライではないですが(笑)


> 今のレンズは改善という名のもとコストダウンしますが、昔のものはコスト度外視ですから、当時可能な最良の材料を使います。考え方が違いますね。
> それに今のレンズは画像エンジンで修正できることを最初から考えてますから最高の性能とは言い難いでしょう。
> 昔のレンズほどごまかしがきかない。
>
> それにしてもBiotarいい感じですね。ポジで撮ったような発色で。

すっきりシャープで清清しく、ボケは暴れだしたら乗りこなすのに一苦労?
とっても羨ましい感じのレンズですね。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます(^^

まったく仰る通りのレンズです(笑)
でもそんな性格が楽しいレンズですね

あまり日本では見かけませんが
値段的には安いので(ボクのは140ドル)
結構穴場的オススメレンズかもしれません。
機会があれば是非お試しください(^^


> すっきりシャープで清清しく、ボケは暴れだしたら乗りこなすのに一苦労?
> とっても羨ましい感じのレンズですね。

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