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行徳寺町26 -貴重な神輿制作の現場取材記 

 

神輿作り How to make the Mikoshi


行徳寺町を紹介するシリーズの26回目です。
1)行徳寺町(必見)
2)行徳寺町の歴史
3)徳願寺1 (行徳札所第一番) 
4)徳願寺2 (行徳札所第一番)
5)徳願寺3 (行徳札所第一番)
6)行徳の街並み1
7)徳願寺4 (行徳札所第一番)
8)常運寺1
9)常運寺2
10)行徳の街並み2
11)福泉寺 (行徳札所第二番)
12)長松禅寺1 (行徳札所第三番)
13)長松禅寺2 (行徳札所第三番)
14)妙応寺1
15)妙応寺2
16)妙頂寺
17)世界に誇る行徳の伝統事業 -神輿
18)500年の歴史を持つ浅子神輿店
19)香取・相之川例大祭
20)行徳神輿の担ぎ1 地摺り
21)行徳神輿の担ぎ2 さす・投げる
22)行徳神輿の担ぎ3 子供神輿と人々の笑顔
23)自性院1 (行徳札所第四番)
24)自性院2 (行徳札所第四番) 勝海舟の歌碑
25)神輿の故郷、中台製作所にお邪魔しました

も是非お読み下さい。


前回お伝えしましたとおり、行徳に在る世界に誇る地場産業
神輿作りの現場を中台製作所さんのご厚意で見せてもらえましたので
ここに貴重なレポートをさせて頂きます。



中台製作所さんは複雑な工程を経て完成される神輿を
最初から一貫して制作出来る貴重な現場をお持ちです。

神輿は木材と金属で出来ていますが
その制作は材料の選定から始まります。

樹齢300年以上の目の詰んだ粘り気のある木材が神輿用。
木心を見極めて神輿のどの部分に何を使うか決めるらしいので
木の選定眼から職人技が発揮されてます。


神輿作り How to make the Mikoshi


製材を終えた木材は10年寝かせて作るらしいです。
木取りをして木地加工に入ります。


神輿作り How to make the Mikoshi


これが木地師の作業現場。
部品ごとに制作して仮組みまで行います。
まさに職人の職場といった風情ですね


神輿作り How to make the Mikoshi


木材は檜(ヒノキ)、欅(ケヤキ)、樫の木(カシノキ)です。
各部品の部位ごとに最適な素材を使い分けるそうで
写真の小さな鳥居を見ても木材の色が違う事から解ります。


神輿作り How to make the Mikoshi


周りには工具が沢山あります。
ノミ、カンナ、彫刻刀やら左側の木製の棚にも
職人の腕となる各種工具でいっぱいです。

工具の中には見た感じ100年以上は使っているのでは?
と思わせるようなとても古いものがあります。
#質問したところいつから使っているか解らないとの事


神輿作り How to make the Mikoshi


職人技の手に馴染んだ工具ですから手入れも欠かせません。
刃の研ぎは工場の横で自分でやるそうです。

職人の命みたいなものですから
この研ぎ場は凄く頻繁に使っている雰囲気でした。


神輿作り How to make the Mikoshi


採寸して切断作業をされていました。
この御方はお年的には70をゆうに越える人生の大先輩。

あまりにも若い雰囲気でてきぱきお仕事されているので
後で年齢を伺って驚いてしまいました。

やはり手についた素晴らしい仕事をお持ちの方は若いですね。
ボクもいろいろ感じるところが大でした…


神輿作り How to make the Mikoshi


中台製作所では神輿の新規制作だけでなく
古く傷んだ神輿の修復作業も行っているので
こちらでは丁度修復中の神輿がありました。


神輿作り How to make the Mikoshi


この鳥居写真ではイマイチ解らないですが結構痛んでます。
金属部分は綺麗に研磨・板金して治すそうです。

生まれ変わったように綺麗になるらしく
その手順も教えていただきました。


神輿作り How to make the Mikoshi


次は塗装工程です。
塗装といってももちろん漆(うるし)塗りです。

こちらは漆塗りの現場。
漆は下塗り→上塗りと丁寧にホコリを排除して行ないます。


神輿作り How to make the Mikoshi


漆を塗る刷毛(はけ)です。

ここで初めて知ったのですが漆塗りの刷毛は人毛だそうです!!

しかもこの刷毛は鉛筆みたいな構造になっていて
毛がだめになると筆の持つ部分を切って
中の芯にあたる次の毛を出して使うそうです。

これらの刷毛も拝見すると相当年代物の様子で
100年前の人毛かと思うといろいろ想像してしまいました(^^;

また塗装後の部材は湿度が管理された部屋に保管されます。
漆の場合は湿度が在る方が良いらしいです。


神輿作り How to make the Mikoshi


次に金箔の押し(貼りつけ)です。
昔ボクもこれやった事ありますがとても難しいのです。
なんといっても超極薄のペラペラな金箔ですから

それをピンセットのような道具で扱うのですが
その手さばきはさすがプロだな~という感じでした。

またこの工程では金箔のくずが無駄にならないよう
リサイクル出来る仕組みになってました。
さすがプロの現場は一切無駄がありません。


神輿作り How to make the Mikoshi


こちらは組み立てている様子です。

この他にも飾り金具の型取りとかあるのですが
美しい神輿の曲線に合わせた型取りは想像するだけで大変…

また、出来た飾り金具や他の木材の部材等は
彫刻師の手によって美しい彫刻が施された工芸品へと変わります。


神輿作り How to make the Mikoshi


最後に個人的に気になっていた神輿の屋根についている
鳳凰について教えてもらいました。

鳳凰は実は金属製で、鋳物師に美しい金型をおこしてもらい
主に胴体・足・羽等に分けて製造するらしいです。

ボクは鋳物の現場何度も見てますが大変なんですよね…
見せてもらった製造途中の鳳凰は真鍮製なのでズッシリと重かったです。


こうして10業種以上のべ20人以上の手にかかって
1年(早い時は半年)程の時間をかけて神輿が完成するのです。

150年の伝統を誇る神輿制作の現場を拝見するのは
とてもエキサイティングな体験でした。

こうした日本の伝統事業はやはり素晴らしいですね。
地元にこうした産業があるのは誇りと言えます。


次回は今回ご案内戴いた中台製作所専務取締役の
中台洋さんと見学後長時間歓談させて頂き
神輿作りに対する思いを聞かせていただく
幸運に恵まれましたのでご紹介させて頂きます。
こうご期待。


追伸:
中台製作所さんではこうした伝統事業の理解を深めてもらう為
神輿作りの現場見学を常時受け付けているらしいです。
普段みれない貴重な現場ですから必見ですね

見学してみたい方はこちらをご覧になってお問い合わせ下さい。










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