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写真は死んでいくのか?! -Who kills the photography 

 

Tsukiji way on the cycle
Leica M3 (DS)
Leitz Dual Range Summicron 50mm F2
ILFORD PANF PLUS 50

「写真は死んでいくのか」というなかなか興味深い記事を発見した。
出元は朝日新聞だ。



しかしそれに対する答えはマグナム・フォトの若き会長
ジョナス・ベンディクセン(Jonas Bendiksen)が
同じ特集記事の中で既にこう述べている。


「写真は死んだという人もいるが、
生き残りをかけているのは写真ビジネス。
写真そのものの力はむしろ増していく」


確かにデジタル化に伴い、プロの現場のみならず
一般消費者を巡る写真環境も激変した。

写真フィルムの市場規模は10年前の10分の1以下まで落込んだ
ここのグラフを見ればいかに凄まじい変化が起きたか一目瞭然だろう。

単にひとつの商品の変化だけではない。
人々の意識の変化もいつの間にか起こっている事が
記事中の下記のエピソードでよくわかる。


アドビ日本法人の社内では、
写真のことを写真とはあまり呼ばず、
画像と呼ぶようになっているという。
真実を写すと書く「写真」の意味が、
急速に変わりつつあるのかも知れない。


ボクは本物のプロのフォトグラファーでは無いが
写真とは関わり合いの深い仕事もしているので
写真ビジネスを巡る環境が厳しいことは実感している。

しかし、写真の事を本質的に考えれば
ベンディクセンの言う通りエキサイティングなものに
なってきていると思う。

写真とは何か?

単にそうした哲学的な命題を時代が突きつけているだけなのだと思う。

だから写真は決して死なない。
死ぬなんてありえないし勘違いも甚だしい。

死にゆく巨大メディアの船に安穏と乗っている人が
そう思い込んでいるだけだと思う。

似たような事例は既に他にある。
音楽業界が不況と呼ばれて久しいが、
実際は音楽業界が不況なのではなく、
レコード会社が不況なのは、ここを見ればよく分かるだろう。

むしろ既得権にしがみついて本気で音楽産業の将来を考えていない人が
アーティストと音楽を疲弊させている事の方が問題だ。

人が求める限りビジネスは必ず後から付いて来るはずだ。
写真が音楽のようにならない事を切に願うと共に
頭を柔らかくして新しい写真の可能性を考えたい。


そんな事を考えているうちに
「写真とは何か?」のヒントとなるような
先輩方の良いお言葉に巡り会えた。


十文字美信氏の言葉

「写真は悲しみだよ。
これは写真だけがもつ特性だね。
一度撮影したら、切り取ったその瞬間は過去になる。
二度と同じものはない。それが悲しい。

でも、嫌いではなく、むしろ楽しい。
ノスタルジーを感じたり、被写体へのレクイエムを奏でる気持ちだ」


森村泰昌氏の言葉

僕がやりたいのは、記憶を蘇らせることなんです。
記憶と記録は違う。
写真に撮るということは現実そのままではありえない。
すでに虚構です。
でも、写真は現実に強力なパイプを持っている。そこが大きな魅力です。
写真には「なにものか」が写っている。「なにものか」とは現実である。
被写体がない写真がないように、「なにものか」がない写真は在り得ない。
(Photographica Vo;.18)


写真は撮る事それ自体に価値があると思う。

無価値と思っていた日常の景色が
長い年月を経て貴重な資料となったりもする。

そこには紙だのデータだののメディアは手段でしかない。
写っている「なにものか=現実」と、
そう、撮っている「何者か」が重要なのだと思う。

写真はボク等が生きて存在していた証でもあるのだ。

そんな事をボンヤリ考えつつ
やがて消え行く運命の築地市場で静かにシャッターを切った。



Tsukiji way on the cycle
Leica M3 (DS)
Leitz Dual Range Summicron 50mm F2
ILFORD PANF PLUS 50









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コメント

はじめまして、twitterから通りかかりです。
この記事を私も読みました。
私は写真が好きな一学生ですが、
もっともっと写真の根本的な存在にすごく興味が湧いたし、
写真を撮る人のお話しを
今はもっともっとたくさん聞きたいと思っています。
大したことも書けませんが、気になったのでコメント残させて頂きました。
失礼します。

Re: タイトルなし

こんにちわ。
コメントありがとうございます。

ボクは偉そうな事言える身ではありませんが
写真を通じて見えたり得たりする事が好きだし
何より楽しいです。

だから多くの方が写真を心から楽しんで頂けるよう願ってます(^^*

> はじめまして、twitterから通りかかりです。
> この記事を私も読みました。
> 私は写真が好きな一学生ですが、
> もっともっと写真の根本的な存在にすごく興味が湧いたし、
> 写真を撮る人のお話しを
> 今はもっともっとたくさん聞きたいと思っています。
> 大したことも書けませんが、気になったのでコメント残させて頂きました。
> 失礼します。
  • [2011/01/19]
  • URL |
  • ふくいのりすけ
  • [ 編集 ]

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