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銘玉 Voigtländer SEPTON 50mm F2 

 


D40 with Voigtländer SEPTON 50mm F2

今日はボクが銘玉中の銘玉のひとつと考える
フォクトレンダーのセプトンを紹介しよう。
#今回は面白いですよ(^^



セプトン(ゼプトンとも呼ばれる)は
旧フォクトレンダーのレンズ交換式一眼レフカメラ
ベッサマチック/ウルトラマチックシリーズ用のレンズだ。

ベッサマチック/ウルトラマチックは
ディッケルマウントを採用したレンズシャッター機である。

なお、セプトンの名の由来はこのレンズが7枚玉である事から
七をあらわすSEPTから来ている造語だそうだ。

ご覧のとおり金属削り出しの胴鏡はとても美しいデザインで
標準レンズにしてはズシリと重く威厳もある。

武家屋敷
Nikon D40
Voigtländer SEPTON 50mm F2


レンズシャッター機とはシャッターがボディ側でなく
レンズの絞り羽の開閉によって行われるもので
ハッセルブラッドやローライフレックス等でお馴染みだ。

レンズシャッターの機構はFriedrich Deckel (ディッケル)社製の
Synchro Compurシリーズが高級レンズシャッターとして有名で
ローライフレックスや初期のハッセルブラッドに採用されている。
このセプトンも同社のCompurシリーズが組み込まれている。

デッケルマウントは文字とおりディッケル社が開発したもので
カメラメーカーの枠を越えて交換レンズマウントを共通とし提供、
今でいうユニバーサルマウントを目指してできた物だ。

フォクトレンダー以外にはコダックのレチナ等が採用したが
実際は各社が自社の製品を識別するピンを設けた為互換性が無く
目論見は外れて廃れてしまい、今でもマイナーなマウントと言える。

が、今ではマウントアダプタという便利なものがあるので
ボクはM42変換アダプタと、Nikon Fアダプタの二種類持っていて
どちらにも装着が可能だ。

#PENTAX KマウントボディにはM42をかませて装着出来る。


武家屋敷
Nikon D40
Voigtländer SEPTON 50mm F2


このレンズは以前好評を得たオールドレンズを考えるシリーズ名玉の分類編の中の6)不思議な図抜けた性能を持つ、不思議玉”の
代表例としても紹介した事があるが、その立体感のある描写は
”なんじゃこりゃ?”という程不思議なズ抜けたものがある。
立体感という抽象的な性能はこのレンズで覚えたと思う。

先日このセプトンで撮った麻賀多神社の写真を
アウトフォーカスへ素直に移行する感じがどこか中判っぽい、と
お褒めいただいたがこの不思議な立体感はまさにそんな感じがする。

ボケ味も素直で上品で大変素晴らしいので、
未だ見てない人は是非麻賀多神社の写真を見てもらいたい。


武家屋敷
Nikon D40
Voigtländer SEPTON 50mm F2


このレンズの存在を知ったのは
「実用中古標準レンズ100本ガイド」という
なかなか使える絶版レンズのガイド本でだ。

この本では各レンズ毎に「おすすめ度」「たのしさ度」に分けて
5つ星評価をしているのだがなかなか正鵠を射ており
ボクもオールドレンズ探索の貴重なガイド本にしている。

この本で14本しか「おすすめ度」「たのしさ度」双方が
5点満点のものは無いのだが、その1本がこのセプトンである。

この本では、「その描写は言葉が見つからない程に美しい、
立体感に満ちており、その場の空気はもちろんの事、
音までも感じ取れるケタはずれの実力を持つ絶品レンズであり
標準レンズ界のプリンス」と手放しの褒め様である。


武家屋敷
Nikon D40
Voigtländer SEPTON 50mm F2


立体感って理論的にどうなっているのか解らないので
とにかく使っていて不思議な描写だ。

しかも立体感や空気感だけでは無い。

先程から沢山作例を貼っているが、
前回の佐倉の武家屋敷のエントリーの作例も含めて
既に鋭い人にはお分かりのとおり、
階調が信じられないくらい豊かなのだ。

いや、豊かなだけでなく、どこか品を感じる素晴らしさだ。

ご覧の通り武家屋敷の質素な中に幽玄を感じる陰影を
余す所無く表現してくれている。


武家屋敷
Nikon D40
Voigtländer SEPTON 50mm F2


このレンズの不思議な魅力は数値はもちろん
確かに言葉でも説明がし難い。

例えるならば、カールツアイスが計算され尽くした描写の中に
数値化出来る理論を越えた美を兼ね備えたバッハの音楽の美しさと
濃厚でドラマティックなコントラストがベートーヴェンの音楽の
荘厳さを重ねあわせてイメージ出来るものとすると、

フォクトレンダーのセプトンは優美でエレガントさを持って
理論ではどう分析しても解析しきれないモーツァルトの音楽のようだ。

考えて見ればフォクトレンダー社の創業は
今から240年以上前、神聖ローマ帝国時代の1756年
場所は音楽の都ウイーンだ(後にドイツに移転)
奇しくもモーツアルトの存命期間(1756- 1791年)に重なる。


武家屋敷
Nikon D40
Voigtländer SEPTON 50mm F2


フランジバックを考えるとディッケルマウントは44.70mmで
Nikon Fの46.50mmには理論上付かないはずなのだが、
不思議な事にこのレンズは開放でも若干甘めとは言え
ニコンボディでも無望遠にピントが来る(が絞れば問題無い)

ただ残念な事にフルサイズのD700だとミラーが干渉してしまうが
どんなアダプタでも付けられるD40なら全く問題なしだ。

というかD40のセンサーとの相性はこれまでの作例でお分かりのように
抜群に良い、と言うよりD40のセンサーの性能を120%発揮させている。
#ここまでD40って写り良かったっけ?と思ってしまう。

古いレンズだけに最短撮影距離が長いという弱点はあるけど
ボクの持つ50mmレンズの中ではダントツの描写力だ。

佐倉の武家屋敷では生活の空気感迄写しとってくれた、と書いたが
生命感まで写し出すこの不思議な実力を持つレンズを知らずして
レンズの描写云々は語れない、と思った程の逸品中の逸品なのだ。

#セプトンの他の作例はコチラでも見れます。









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