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712円の贅沢 

 

Tri-X Forever


先日コダックがとうとうフィルム撤退という
衝撃的なニュースが走った。

ところで、最近の写真ブームもあり、フィルム写真については
写真好きを自称する人は皆、一定の興味はあるみたいだ。

が、そこでよく言われるのが
「フィルムはコストがかかる」という話だ。

しかし、本当にそう考えて良いのだろうか。

ちなみに手元にあるフィルムで最も安いのは
コダックの白黒フィルム、Tri-X(トライX)こと400TXで
35mm版の値段は24枚撮りで340円。

で、ボクが普段現像に出すビックカメラ有楽町店では
現像のみ(プリント無し)で372円だ。

フィルム代と現像であわせて712円ちょうどランチの値段くらい。だ。

この費用をどう見るか、でフィルムカメラの価値が変わってくると思う。

-----------------------------------


フィルムをはじめてやった時、
あれえ?こんなもんかなぁ、と思う時があると思う。

特にデジタル一眼から入った人が
古いフィルムカメラを手にした時なんかそうだろう。

以前も書いたが、最近のデジタルカメラは
撮影者の技量以上の結果を出してくれる。

日本のメーカーが、誰でもカンタン、と
もう何十年も同じフレーズで開発しているのだから
それは当たり前だろう。

しかし、あまりに簡単すぎて、
人によっては「飽きてしまう」事もあるようだ。

先日お会いした「オールドレンズで遊ぼう」のたけさんとも
この話題で盛り上がったのだが、やはり自分自身が楽しい事や
自分が表現したい事は人任せ(機械任せ)では絶対ダメだ。

だって、自分の心の中にある、
自分が楽しい事、や自分が表現したい事は
心のなかを覗けない以上、誰も解ってはくれない。

だから、写真に真剣ならば、手間のかかる作業をしながら
自分でいろいろな事をみつけなくてはならない。


-----------------------------------


絵でも文章でも、そしてスポーツでもなんでもそうだが、
自分自身を上手く表現するには時間がかかる

そう、だからフィルム写真に取り組む、という事は
自分自身への表現の旅の始まり、
と言っても過言ではない。

デジカメは撮る楽しさを覚えるのに最適だが
フィルムは表現を覚えるのに最適だ。


ボクはデジタルで写真に復帰してから
フィルムに回帰したおかげでいろいろな事を学べた。

技術的な事でも、カラーネガの現像作業を通じて
色に対する知識を深める事が出来た。
ネガはそのままスキャンしただけでは使えないからだ。

フィルムをスキャンして、思った通りの仕上げを得る為に
現像ソフトで悪戦苦闘すれば得るものはとても多い。

これはモノクロフィルムでも同じ事なので
暗室作業は極める段階という事で後でもいいと思う。

そしてこれらの作業はデジカメのRAW現像の楽しさと技術習得に
直結すると思う。

#デジカメ任せではRAWの技術の必然性はなかなか覚えられない。

カラーマネジメントに凝って高価なモニタで
正確な色を追求するのも良いが
やはり色の原理の基本を体感するには
ネガを現像作業するのが一番勉強になると思う。


という事で、712円というランチくらいの価格で
得られるものは物凄く多いという事だ。

#もちろん他のフィルムや現像手法によっては
#多少値段は上がるが、所詮1000円ちょっととランチ価格に
#変わりはない。

これはフィルム好きだけが味わえる
ちょっとした贅沢なのではなかろうか。


------------------------------------

という事でフィルムを通じて写真を学ぼう!と思ったら
別に最初からライカみたいな高いカメラを無理して買う必要は無い。

以前もカメラを買おう! -Buy your own camera! 
というエントリーを書いたのだが、最近は国産の名機が
本当に安い。

実際先日ボクも5千円でこんな掘り出し物を手にした。


高価なデジタル一眼レフカメラを追いかけるのも楽しいが
悲しいかな、あれは数年も経てばモノとしては無価値に等しくなる。

そんな”実は高くつくもの”を必要以上に追いかけるなら
その情熱をちょっとだけフィルム写真に向けたほうが
より豊かな写真生活に結びつくはずだとボクは思う。

目先のコストだけに囚われてはいけないのだ。

それに以前もフィルムを買い集めてみて思う楽しさ -Film is stunning!
というエントリーで述べたけど、いろいろなフィルムの味を楽しめるのは
もう本当に最後の時期かもしれない。

最近レンズの味比べでオールドレンズを物色する人は増えたが
レンズの味以上にバラエティ豊富なフィルムの描写の味を
是非この時期に味わい、自分に合った表現を見つける旅に
出てはいかがだろう。



…自分ひとりだけのものは、自分の人生そのもの。
さあ、カメラにフィルムを通して自分らしさを見つけに行こう。

ファストフードばかりじゃ人生、味気ない。
食事はコストだけでは割り切れない。
ランチ位、たまにはほんの少し贅沢する事は
人生にとっては有意義だと思う。

一人でも多くの人が写真を通じた
豊かな生活が出来る事を願って…



追伸1
先日お会いした「オールドレンズで遊ぼう」のたけさんこんな素晴らしい記事を書いてくれたので是非御覧ください。

数字でフィルムカメラを楽しむ為のコストが
デジタルと比べてどうかを解りやすく示してくれています。
必見!




追伸2
先日、こんなニュースが目に入った
生産量が前年の1.5倍に レコード人気、急回復のワケ 


フィルムの本当の価値をひとりでも多くの人が理解して
レコードのようになってくれる事を切に願う。













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コメント

こんにちは。

取り上げて頂いてありがとうございます。

>自分自身が楽しい事や自分が表現したい事は
>人任せ(機械任せ)では絶対ダメだ。
ほんとその通りです。

梅佳代さんみたいにPオートで撮って、というのもアリがと思うのですが、表現と考えると幅は広い方が良いですし、試行錯誤により作品に気持がこもるかなと考えています。

ふくいさんの記事を読んで、下書きから記事引っ張ってきて修正してアップしました。
便乗すみません(^^;;

Re: タイトルなし

力強い記事ありがとうございます!

早速リンクを貼らせて頂きました!

フィルムの火を消さないよう、
少しでも盛り上げて行きましょう!!


> こんにちは。
>
> 取り上げて頂いてありがとうございます。
>
> >自分自身が楽しい事や自分が表現したい事は
> >人任せ(機械任せ)では絶対ダメだ。
> ほんとその通りです。
>
> 梅佳代さんみたいにPオートで撮って、というのもアリがと思うのですが、表現と考えると幅は広い方が良いですし、試行錯誤により作品に気持がこもるかなと考えています。
>
> ふくいさんの記事を読んで、下書きから記事引っ張ってきて修正してアップしました。
> 便乗すみません(^^;;
  • [2012/08/30]
  • URL |
  • ふくいのりすけ
  • [ 編集 ]

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