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TOKYO PHOTO 2011とIrving Penn Visual Dialogue 

 

Irving Penn, the man who I respect


二つのとても面白い写真展に行ってきた。



先ずはTOKYO PHOTO 2011。


TOKYO PHOTOは今年で三回目を迎える写真作品の国際アートイベント。

国内外有数のギャラリーが一同に会し、写真作品の展示・販売を行い、
写真作品の見本市としてはパリ、ニューヨークと並び、
既にアジア最大級の規模を誇るそうです。

昨年も行ったのでその様子はこちらでレポートした通りで
今年も楽しみにしてました。(今読むとちょっと興奮してますねw)

今年は東日本大震災により開催も危ぶまれたそうで、
そうしたご時世を繁栄し、今年は仏大使館による被災地復興チャリティー
「日仏フォトグラファーが見た東日本大震災」がイベントの中心でした。

そう、正直な感想は良くも悪くも東日本大震災の色が出た、
というのが今年のTOKYO PHOTOの感想です。

TOKYO PHOTOは国際的な市場を日本に誕生させることを目的としているので
昨年は野心的なギラギラ感が良い意味で見られワクワクしました。
とうとう日本でもアートフォトマーケットが力強く立ち上がる!みたいな。

今年はどこまで震災が関係者の心理に影響していたかは解りませんが
昨年驚いた多彩な表現の数々はちょっとナリを潜めた感が…
もちろん他に無いくらいいろいろ素晴らしい写真は多く見れましたが。


そして、震災の写真ももちろん印象的で思うところが大なのですが
へそ曲がりなボクには悲惨な爪痕のアート風記録写真にも見え
想像を越えた光景に写真家が圧倒されて負けてしまったように見えました。

そしてこれから長い時間日本人が向き合わなければならない
原発の存在はスルーされていたのはフランスに気を使ったのでしょうか…

毎年TOKYO PHOTOを強力にプッシュしていて素晴らしく面白い特集を組む
雑誌「pen」に、米国のどこにでもある平和で幸せそうな家庭の庭の奥に
巨大で不気味な原子力発電所が見える写真が載ってましたが
個人的にはそうした視点の写真を見たかったという事もあり
余計に今回の展示内容が大人しく見えたのかもしれません。


に、しても今年もお客の入りは大盛況の様子で
会場も昨年より一回り大きな場所となっていた事もあり
全体の熱気も含め、今後も要チェックのイベントである事は
間違いないでしょう。


---------------------------------------------


次に行ったのは同じ六本木ミッドタウン内で開催されていた
写真家アーヴィング・ペンとデザイナーの三宅一生による企画展
『アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue』展。

内容は、三宅一生がデザインした衣服を
アーヴィング・ペンが撮影した写真作品を中心に、
様々な関連作品を展示するもの。

マイケル・クロフォードのドローイング、
パスカル・ルランによるアニメーションの上映
田中一光のデザインによるコレクションポスター
さらに、ペン自らの手によるオリジナルプリントや
撮影用スケッチも特別公開され非常に立体的な展示内容。

そして中でも感動したのは超高精細プロジェクターによる
大画面投影を交えたダイナミックな展示。


いや~、結論から言うと近年の写真展ではダントツの出来でしたね。
これは絶対見に行って損はありません。大満足です。


アーヴィング・ペンはファッション・フォトの大家で
第二次世界大戦が終了して世の中の価値観が変化した中
戦後の新しいアメリカ女性の理想のイメージを創りだしてきた人です。

ペンはファッション以外にも世界中を旅行してまわり、
各地の個性的な民族衣装や部族の特殊な化粧にファッション性を見出し
新しいスタイルのファッション写真として昇華し高い評価を得ました。

こうしたペン氏のスタイルは三宅一生の作品にピッタリで
写真も衣装も本当に素晴らしくてため息が出ます。
て、いうかISSEY MIYAKEってこんなに素晴らしかったっけ?みたいな。


また、ペンはファッションやポートレートと同じアプローチで
普段私たち全く関心を示さない何気ない題材に、
静謐な美と質感を作り出す写真も数多く残してます。

こうした作品はStill Lifeに多数収録されてますが
その卓越した美意識には得るものが非常に大きいです。

本当にリスペクトしているし遥か遠い目標でもあります。
こうした静物写真は一生自分の美意識として大事に出来ますよね。

昨今の写真ブームの傾向でも、何気ない日常の静物を撮るのが流行ってますが
そうした傾向のひとつの完成形だと思います。


ペンの偉大さはファッション写真を洋服を撮影するメディアから、
さらに社会、文化をも解釈できるものにしたことといわれており
最近になり評価はウナギ登りらしく、2008年春のクリスティーズNYでは
オリジナルプリントが約52.9万ドル(当時のレートで約5819万円!)で
落札されたとの事です!スゲー

会場ではそういた今では物凄い価値のついたオリジナルプリントを
もちろん見れるのですが、どれも出色の出来で、ため息が出ます。

特にカラーはこんな色出そうと思ってもなかなか出ねー!と
思わず口走ってしまったり…(笑)

それとトップのポピーの写真なんですが
実際のものは恐ろしい程の立体感で3D写真?!と思っちゃいました。
恐らく大判カメラで撮ったのでしょうがちょっと驚異的ですわ。
同展示会のポスターにも採用されているだけの事はあり
必見写真の多い中でも特に必見の一枚と言えるでしょう。


残念ながらペン氏は2009年10月7日享年92歳で亡くなりましたが
今回の展覧会は、「2人のクリエイターによる鮮やかな視覚対話の記録」
と銘打っているだけあって、トップクリエイター同士の幸せな出会いと
豊かなやり取りを垣間見えた感じがして閲覧後の気分もとても良かったです。










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