Sponsored Link

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

東京湾の漁港2 子安港編 -The remained and forgotten fishing village in Tokyo Bay 

 

子安港
Leica M9
Leitz Summilux 35mm F1.4
M ( F8 -1/125 ) ISO160
※ちょっとフィルムぽく現像したものに差替えました(元写真)


引き続き東京湾にひっそりと残る、昭和の香り高い漁港を紹介します。

このエントリー初めて見る人は、是非前回の
東京湾の漁港1 -The remained and forgotten fishing village in Tokyo Bay
も見てくださいね。

ちなみに東京らしからぬディープな写真満載だと思います(笑)


ボクは歴史好きで今でもヒマがあれば気の向くままに歴史を調べるのだけど
東京湾は大阪湾と並んで、有史以後日本列島で最も地図上の姿を変えた場所だと思う。

関東に住んでいると学校の日本史の授業で
有史以前の、縄文時代以前は今の陸地がかなりの部分まで海だった
という地図を見たこともあると思うが、意外と中世や近代の地図は皆知らない。

以前銀座の古い路地を紹介するにあたって古い東京湾の姿の解説をした事あったが
現在の東京湾の陸地部分に通じるイメージは江戸時代以降の話で
中世位までには今の東京湾の奥に更に香取海という内海まであったそうで
かなり現代とイメージの違う地図が出来そうなのである。


なので東京湾の海岸線は江戸時代あたりから相当に実は人工的なものなのだけど
その後第二次世界後高度成長期に輪をかけて海岸線が変わったのはご承知の通りだろう。

実際下記の地図のように今の地図を見てもどこも人工的な直線海岸ばかりで
今では自然海岸は千葉県木更津市以南、神奈川側は三浦半島先まで行かないと無い。


名称未設定 4



ここまで見事に定規で引いたような海岸線の地図を見ると
漁村の名残が未だ残っていると思う方が無理だろう(笑)

で、前回からご紹介している子安漁港はどこに隠れているかと言うと
上の地図のAのフラグが立っているところ。

その周辺を拡大したのが下記の地図になります。



名称未設定 2



お目当ての場所、子安漁港に行くには
電車だと京浜急行線子安駅か新子安駅で降りて第一京浜(国道15号)に出て
入江橋という交差点を目指すことになります。

今では地図からは運河か用水路にしか見えない海岸線が子安港のある所。
完全な埋立地の守屋町に挟まれた首都高横羽線沿いの所です。
こりゃ地図見ただけでは気づかない訳ですね。


The remained and forgotten fishing village in Tokyo Bay
Leica M9
Leitz Summilux 35mm F1.4
M ( F5.6 -1/60 ) ISO160



子安港の外観の様子は前回の写真を見てもらうとして
外から見ても内から見てもこの界隈だけは周りと完全に時間も空気も違っていて
どこかシュールな気分にさえなります。

そして海に突き出たバラックの家屋の間は路地となっていて
簡単に海岸に出れるのですが、そこからの景色がなかなか趣深い。


The remained and forgotten fishing village in Tokyo Bay
Leica M9
Leitz Summilux 35mm F1.4
M ( F5.6 -1/60 ) ISO160


これはかつての造船ドッグだったところでしょうか?
海に向かってレールが続いてますね。

盛期にはここで漁船の造船か整備をされていたのでしょうね。


The remained and forgotten fishing village in Tokyo Bay
Leica M9
Leitz Summilux 35mm F1.4
M ( F2.8 -1/60 ) ISO160



ここ子安港に限らず漁港はどこでもそうですが
結構散らかっているように見えるものです。

ボクはそうした漁師らしい生活感がとても好きなのです。
これが旅でなるべく漁港に寄る理由の一つでもあります。



The remained and forgotten fishing village in Tokyo Bay
Leica M9
Leitz Summilux 35mm F1.4
M ( F2.8 -1/60 ) ISO160


とは言えこの地は決して廃墟等ではなく、今でも人々が生活している訳です。
ですのでいくら海に面した公共スペースからとは言え、
人の家の軒先をこうして写真に撮って公開するのはちょっと勇気がいるのですが…
載せちゃいましょう(問題あったら削除します)

#つかこういう撮影の時控えめな存在感のライカはいいですね

東京湾から完全に姿を消したと思われてきた、
どこかアジア的な”生きている”生活感が伝わってくると思います。


The remained and forgotten fishing village in Tokyo Bay
Leica M9
Leitz Summilux 35mm F1.4
M ( F1.4 -1/30 ) ISO160


大きな水槽のある作業場のような場所がありました。
多分生簀にしたり、貝の砂抜き等していたのではないでしょうか…


子安の海
Leica M9
Leitz Summilux 35mm F1.4
M ( F2.8 -1/60 ) ISO160



ボクは学生時代から同じく東京湾の幕張のちょっと先で
ウィンドサーフィンをして海に入っていましたので
最近の東京湾の水質が良くなっている事は身を持って知ってました。

実際ご覧のように子安港の海も思った以上に綺麗で
50cm位までの海底はよく見え、魚影も確認出来ます。
写真にはかつての家屋に使ったと思われる柱が見えますね。

前回、京都の伊根の舟屋に触れましたが、
伊根の海はホント綺麗でしてホレボレ見ていた事があります。

そうした記憶と重ね合わせて想像すると、
高度成長期前のこの界隈は美しい漁村だったんだろうな…と
ひとり思いをめぐらしてしまいました。


The remained and forgotten fishing village in Tokyo Bay
Leica M9
Leitz Summilux 35mm F1.4
M ( F2.8 -1/60 ) ISO160



海岸部の景色も興味深いものがありますが
この界隈は陸地側も下町情緒タップリです。

細い路地が続く中、寄り添うように古い家々が連なります。
もう完全に昭和そのものがそっくり残っているという感じですね。


The remained and forgotten fishing village in Tokyo Bay
Leica M9
Leitz Summilux 35mm F1.4
M ( F4 -1/60 ) ISO160



東京でも谷千根とか、月島とか下町情緒がある場所は観光やお散歩で人気ですが
行ったことある人はご存知の通り土地は年々虫食い状態で
古い町並みは次々と姿を消し味気ない高層マンションに侵食されてます。

しかし、ここ子安の海岸部はまだまだそっくりそのままで
昭和の雰囲気が好きな人にはタマランでしょう。

路地の辻(交差点のこと)というのは日本の古来の街にとって
近所つきあいの重用な拠点な訳ですが(井戸端会議で想像できますね)
ここの辻にはまさに井戸の跡が残っていたりして、何かホッとします。



The remained and forgotten fishing village in Tokyo Bay
Leica M9
Leitz Summilux 35mm F1.4
M ( F8 -1/60 ) ISO160


海岸沿いの道を歩くと古い石造りの倉庫が見えたりして
その昔は賑やかだった頃の様子もそこかしこで見受けられます。

界隈をひと通り散歩しましたが人気もあまりなく実に不思議な気分でした。
歩いて少しの所にある第一京浜道路の喧騒が嘘のよう。
というか顔を上げるとすぐ見える首都高速がかなりシュールに見えますね。

海と共に長年生きてきた土地の人はどんな気持ちで時代の変化を見てたのでしょうか…

今となってはある意味ディープな世界ですが
東京の生活史の視点からもこうした風景は記録されるべきでしょうね。
そんな一助となれば、と思い思わず長文なエントリーになりました。



子安編はこれでおしまいデス。

次回は東京湾の最深部に移動しご紹介する予定です。










↓ポチしてくれると嬉しいです!
          
いいっすねぇ
にほんブログ村 写真ブログへ Clip to Evernote Check

↓記事が参考になったり、写真気に入ってくれたらお願いします_(_"_)_
関連記事

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://anh23.blog32.fc2.com/tb.php/436-5524fd2a

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。