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ライカ M9 レビュー 3 -Leica M9 Review 

 

Leica M9 + Leitz Summar 50mm F2


性能の割に高価な印象で”ブランド品”と誤解されるのを避けるため
第1回はM9の評価を語るには、先ず評価軸の整理からした。

第2回はセンサーの素晴らしさと、このボディサイズの事を
熱く語ったので、M9の良さはこれだけでも相当伝わったかと思います(^^

今回は更にM9の良さについて詳細します。




■シャッター音
ライカの良さの一つとして静かで控えめなシャッター音があります。

たかがシャッター音ですが、静かな場所で撮影する際
あの一眼レフの派手なシャッター音は時として非常に有害かつ迷惑です。
#もちろん逆にシャッター音で盛り上がる事もありますが(^^

布幕シャッターが奏でる、あのコトリと落ち、「チャ」と鳴るシャッター音が
メタルブレード・フォーカルプレーンでどう変わるのか…
フィルム時代からのその心配は…基本的に杞憂で終わりました(^^)/

静音設計を心がけ、あえてM8にあった1/8000秒シャッターを
1/4000までにダウングレードした英断もあった事もあり
シャッター音に関してはM8よりかなり満足出来るレベルです。

ただ、電動のシャッターチャージは頂けない…
この音は致し方ないとは言え少々安っぽく昔のオートカメラみたいで
最も”ライカらしくない”部分だと個人的には思います。

ですので設定は分離チャージがボクのデフォ。

後述しますが、これは”ライカらしい”改善の提案をしたいです。


20110911_M9-25
Leica M9
Leitz Summar 50mm F2
M ( F2 -1/500 ) ISO160


■ファインダー
カメラの命とも言えるファインダーは言うこと無し!!

M6なんかで難儀したハレーションなんかも無く
美しいファインダーは本当にホレボレします。

明るさと焦点距離の割に実は開放ピント面が激薄な
アポ・ズミクロン75mm F2なんかで使っても
距離計も、もの凄く正確だと実感できます。

ボクは画角としては広角より標準~中望遠が好きなので
ファインダ倍率は0.68倍固定という事が購入前は気になってたのですが
M4やM6(0.72倍)と併用しても、思ったよりそれ程違和感はありません。

ファインダー倍率が気になる人はマグニファイアという手もありますしね。


Light & Shadow
Leica M9
Leitz Summar 50mm F2
M ( F2.8 -1/500 ) ISO160



■オールドレンズを楽しむ
やはり写真はレンズで決まる。
そして何と言ってもライカはレンズ。
レンズの選択肢ではライカの右に出るものは無いのではないでしょうか。

ライカのレンズについて書くと長くなりすぎるのでここでは省略しますが
その代わりオールドレンズの作例をいくつか載せているので見てみてください。

猫写真の、ズマールが描く不思議なボケ味
80年前のレンズ、エルマーの絹のようにかかるフレア
ソ連製インダスターの意外にしっかりした写り…等々

現代レンズには無い雰囲気があると思いませんか?


このブログでも繰り返し言ってますがオールドレンズが大変好きで
以前もオールドレンズを考える -Invitation to legacy lens 
という記事をシリーズで書き、また、このブログの構成でも
Old Camera, Legacy Lens というカテゴリを作って
オールドレンズのレビュウ等を書いたりしている位です。

そういったオールドレンズ好きのワタクシからすると
フルサイズのセンサーの意味はとても大きい!

マイクロフォーサーズはレンズ遊びの楽しさを教えてくれましたが
やはり50mmのエルマーが100mmになるのは正直使いにくい…
やはり本来の焦点距離で使えるのは幸せデス。

ライカマウントのレンズはそれこそ星の数程種類があるので
ピンからキリまで、当分レンズ遊びで飽きる事は無いでしょう。

またライカは古い製品との互換性を大事にしているので
ビゾフレックスも装着可能である事から、レンジファインダーの弱点である
近接撮影も実は可能なのもポイント高い!


20111102_M9-20
Leica M9
Leitz Elmar 50mm F3.5
M ( F8 -1/500 ) ISO160


■コンパクトなシステム
何よりレンジファインダーのレンズは小さい。

これはひとえに短いフランジバックのお陰なのですが
DSLRの大口径ズームなんて標準でもあの馬鹿デカさな事と比べたら
同じフルサイズでこのコンパクトさはナニモノにも代え難い価値があります。

これも一眼では構造上真似の出来ないレンジファインダーの
卓越した優位性と言えるでしょうね。

軽くなったカメラバッグで散歩すると幸せ♥を実感します(^^


20111102_M9-67
Leica M9
Leitz Elmar 35mm F3.5
M ( F8 -1/125 ) ISO160



■完成されたカメラのひとつ
前々回一眼レフは撮影機械として完成されたひとつの形と言いましたが
撮影機としてのもう一つのジャンルであるレンジファインダーとしては
ライカMシステムも完成の域に達したモノと言えるでしょう。

とにかく50年以上も基本的な形が変わって無いという事は
単にライカ好きのコダワリだけでは説明がつかないのです。

あのコダック帝国が破産するような時代の流れの速さの中で
このMシステムは十分生き残っただけの理由があり
M9の形はカメラのカタチとしてやはり優れていると思います。


その他内臓露出計も正確だし、ダイヤル・ボタン類もOK。
シャッタースピードが半段刻みが可能になったのなんかは
デジタル・ライカならではの恩恵も感じます。

レンジファインダー・カメラの撮影に必要なものは
必要にして充分あるというのがボクの印象です。

というより最近のデジイチにゴテゴテついている
無駄な機能が無いのでメニューを含め非常にスッキリして
撮影する事の原点に立ち返る事が出来る気がします…

絞り優先AEはM7から搭載され確かに便利だけど
このカメラはマニュアル操作を楽しむものでしょうね。

最近に無い質実剛健なカメラらしいカメラと言えましょう。


20111102_M9-30
Leica M9
Leitz Elmarit 28mm F2.8
M ( F16 -1/125 ) ISO160



■M10はこうなって欲しい!
改善要望は正直な所たくさんあるカメラではあるのですが
あえてきっとライカ社が意識してないであろう事をここで書きます!w

それは巻上げレバーを復活させて欲しい(笑)

そんなのデジだから無いのが当たり前だろ、と言わないで下さい。
巻上げレバーって一種のグリップだと思いませんか?

R-D1なんかはデジタルカメラのくせに
シャッターチャージは巻上げレバーで巻き上げる
セミアコ(?)仕様でしたが、その是非は別として
ライカM型のボディはホールドは基本的に良いのですが
レバーが無いとツルッと滑って落ちそうなんですよね。
レバー無しこのボディを実際持って改めて感じました。

だからグリップの一種としてレバーをつけて欲しい。
レンジファインダーに連写なんて求めて無いし
あの電動チャージ音だけは未だに違和感があるし(^^;

このレバーが無いだけでやっぱり不安定に皆思うのか
ザムズアップなんて商品まで世の中には出ていますが
カメラのグリップ感は操作性に関わるので重要です。

メインスイッチをレバーに兼ねさせたりして
是非ライカ社にはご検討頂ければと思います!(笑)



あと、デュアルレンジ・ズミクロンやスーパーアンギュロン等
いくつかの装着不可のレンズがあるのはご承知の通りですが
光学特性上処理が難しいスーパーアンギュロンのような
対称形レンズはある意味現段階では仕方が無いでしょう。

が、ハウジングに当たってDRズミクロンが使えない
というのは、もうちょっと何か工夫出来たのでは…と思ってしまいます。


ちなみに初代の球面ズミルックス35は使えないとの話でしたが
ボクのM9はギリギリ無望遠がちゃんと出る所まで大丈夫でした。

球面ズミルックスもDRズミクロンと同じで
レンズの距離計と連動する繰り出し部が当たるのが
装着不可の理由との事でしたが、個体によっては大丈夫みたいです。

つかそれだけライカのボティとレンズには僅かなバラつきがあるみたいなので
実際の購入に際しては注意して直接確かめたほうが良いですね(^^


20111104_M9-63
Leica M9
KMZ ИНДУСТАР(INDUSTAR)-22 50mm F3.5
M ( F11 -1/350 ) ISO160


■まとめ
いくらライカのデジタルカメラは日本のそれと比べて
モデルチェンジが長めとは言え、そう遠くないうちにM10が出るでしょう。
噂では今年秋のフォトキナで、もう登場するかもしれないし。

高いデジイチを買って、後継機がスゴいと物凄く損した気分になりますが
M9の場合はM10が高性能化した所で、構造上AFになるわけも無いし
連写が凄くなったりズームレンズが出る訳でもないのでしょうから、
オーナーにしてみれば問題も少なかろうと思います。

もちろん高感度性能や背面液晶が改善されたら嬉しいですが
前述の通り、良い写真を撮るのに必要なものは全部M9に含まれてます。

だから後継機が出た所で、スナップシューターとしてならば
今後何年経ってもM9が特に不便になる事も無いのではと思います。

そして何よりこれほど日々手にしたくなる趣味性の高いカメラも珍しい。
これこそが、カメラに求められる隠れた性能かと思うのです。


20111104_M9-156
Leica M9
Voigtländer Color-Skopar 35mm F2.5 MC L
M ( F2.5 -1/350 ) ISO160




こうやって長々とM9について語って来ましたが最後に価格について。

確かに高いけど考え方次第だと思います。

デジタル一眼レフが手頃な価格になったのはつい最近だし、
90年代後半の200万画素デジタル一眼「キヤノン D2000」は
当時198万円もしてました。

それにレンジファインダーの需要自体コアなカメラ好きの人に限られるし
R-D1後継が出そうに無い以上、唯一の現行レンジファインダー・デジタルカメラ
という事を考えると、M9の価格は妥当とボクは思います。
あ、いや50万くらいなら完全適正価格かな(^^;

ボクの場合は以前お話したような顛末で、適正価格での購入としておきましょうw

ただしレンズはやはりちょっと高い!w
ユーロ暴落しているし、もちょっと安くして欲しいものです(^^;


Leica M9 + Leitz Summar 50mm F2









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コメント

こんばんは。

そうそう、巻き上げレバーが欲しいですよね。
それで、シャッター幕をチャージできると良いなぁ。
ボクは、サムズアップで我慢しています。
サムズアップ、巻き上げレバーよりも安定性を感じます。

Re: こんばんは。

レバーにご賛同頂きありがとうございます!(笑

サムズアップそんなに安定性良いものですかあ。
実は購入迷ってました(^^;


> そうそう、巻き上げレバーが欲しいですよね。
> それで、シャッター幕をチャージできると良いなぁ。
> ボクは、サムズアップで我慢しています。
> サムズアップ、巻き上げレバーよりも安定性を感じます。
  • [2012/01/25]
  • URL |
  • ふくいのりすけ
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