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寺のまち回遊展2  -浅子神輿店の内部を見学! 

 

20120325妙典M3_Portra400_017
Leica M3 (DS)
Leitz Summaron 35mm F3.5
Kodak PORTRA 400


前回詳細にレポートしましたが、
小生がシリーズでご紹介している行徳寺町の撮影会を
年に1回開催される、寺のまち回遊展に合わせてのオフ会形式で開催しました。

今回は当日のメインイベントと言える、浅子神輿店の貴重な詳細レポです!


以前も詳しく紹介したように行徳には神輿製作という
世界に誇れる素晴らしい伝統工芸がある。

中でも室町時代末期の応仁年間に、
初代浅子周慶が浅子神輿を創業して以来五百年余りの間
代々「浅子周慶」を襲名し続けた浅子神輿店は代表的な存在。

浅子神輿店については以前も詳しく紹介したので読んで欲しい。
美しい建物外観の写真もあります。


20120325妙典M3_Portra400_025
Leica M3 (DS)
Leitz Summaron 35mm F3.5
Kodak PORTRA 400



市川市は浅子神輿店舗の歴史的建物と工場敷地を取得し、
行徳の歴史を紹介する「郷土資料館」などとして活用するなど、
行徳地区で初めての「街かどミュージアム」設置に向けて、
調査、計画を進めているそうなのだが、いつ開館されるかは未定で
浅子神輿店は現在はいつも雨戸が閉まったままの状態。

こうした風情の古民家は行徳界隈には結構点在しているのだが
中でも浅子神輿店は一際美しい。

また、以前浅子神輿店でアルバイトをされていた方の
大変貴重なブログ(上大岡的音楽生活-浅子神輿店の頃)を発見し、
当時の神輿創りの空気感までよく解る素晴らしい記事を感動しつつ読んで以来、
内部が気になって気になって、もうしょうがなかった。
#ほんと「浅子神輿店の頃」は必見の記事だと思います。

郷土資料館として整備されるまでは、浅子神輿店の内部が見れるのは
年に一回あるかの貴重な機会、というのが今回だったのである。

更に郷土資料館がどう整備されるかは不明であるが、
変に整備される前の、神輿店のそのままの様子が解るのは
今のうち、という事もあるだろう。


20120325妙典M3_Portra400_020
Leica M3 (DS)
Leitz Summaron 35mm F3.5
Kodak PORTRA 400




建家は昭和4年(1929年)建造のものというから
今年で築83年という事になる。

街道に面した土間と広い作業場のつくりは、
いかにも自慢の神輿造りをガラス戸越しに
通行人に見せるという演出が読み取れるそうで
こうした伝統工芸の作業が日常として見れた当時を偲ぶと
なんとも羨ましいのである。

今回の寺のまち回遊展では浅子周慶制作の小さな御神輿と
鳳凰がメインに展示され、往時を偲ぶ写真やかつての行徳の写真、
そして浅子周慶の神輿が活躍するお祭りの写真が展示されていた。
シンプルながらもとても良い展示だったと思う。

これは想像なのだが、残された棚等は当時そのままの様子でした。

また今回オフ会に参加してくれたメンバーが気づいてくれたのだが
店内のガラス戸のガラスはどうやら昭和初期そのままらしい。
というのもガラスの品質が明らかに現代と違っていて
よく見ると表面がちょっと波打っている。

こうした古民家は現存していても戸がサッシに変えられたりして
往時の風情を台無しにしているのも散見されるが、
よくぞこのまま現代に残してくれたものだと思う。



20120325妙典M3_Portra400_024
Leica M3 (DS)
Leitz Summaron 35mm F3.5
Kodak PORTRA 400


この日はイベントという事で地元のボランティアの方が
解説員としていろいろお話をしてくれてました。

嬉しそうに神輿の町、行徳の素晴らしさを語ってくれているのを見ると
地元に誇らしい産業があるのはとても幸せな事だとつくづく感じましたね。

以前ドイツの田舎町、グラスヒュッテの時計産業について書きましたが
本当の産業というのはお金儲けや時を超越して、こうあるべきなのでしょうね。



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Leica M3 (DS)
Leitz Summaron 35mm F3.5
Kodak PORTRA 400



上の写真にちょっと写ってますが、神棚がとっても印象的でした。
神輿は神様が乗る乗り物だけに、そこかしこに神様の存在を感じますね。


浅子神輿が富岡八幡宮に製作した日本一大きい神輿をの写真もありました。
重さ4.5トン、神輿を担ぐのに必要な人数は200名以上と言われている
まさに日本一の巨大な神輿なのですが、あまりに巨大きすぎて
現在は富岡八幡宮の祭りでも担ぐ事は無くなってしまったそうです。
#現在は境内で展示してあるのみです(いつでも拝観出来ます)

展示してあった写真は実際担いでいた時の貴重な写真だったのですが
もう、戦車を担いでいるようで、ちょっと思わず笑ってしまいましたw

それ以外にも川での神輿渡御の写真やら、昔の行徳の写真
江戸川が綺麗だった頃の常夜灯の写真やら…今では何もかも変わりましたが
昔を知る人なら感涙もの、そうでない人にも非常に興味深い写真が
沢山飾ってあって、写真展としても十分楽しめましたね。


そう、戦後の行徳・浦安界隈というのは、
日本でも最も変化が激しかった場所の一つかと思います。
ですので、今回の撮影も個人的にはちょっと気合を入れてました。

以前浅子神輿店を何回か撮影したのですが、正直どれも今ひとつ。
デジタルでは建物のもつ歴史の風情と木のぬくもりが出ないし…
なので今回は浅子神輿店を撮るためにポートラとズマロンに決めてました。
この写真も良い記録として多くの人に見てもらえたらと願いながら…



20120325妙典M3_Portra400_026
Leica M3 (DS)
Leitz Summaron 35mm F3.5
Kodak PORTRA 400




今回の展示では作業場だけでなく、住居部分も比較的公開されてました。

この建物は2階建てで、屋根は切妻造り桟瓦葺きで
間口5間半の木造2階建ての店舗と、
その背後に続く平屋建ての住居部分からなる町家形式です。

また、住居部分や細長く続く路地・坪庭(つぼにわ)なども見れました。
上の写真は作業場からちょっと入った所にある金庫と思われる所
昭和の行徳の暮らしを思い出させるとても懐かしい造りです。

住宅部は奥に行くほど現代になって増築したと思われる作りなのですが
こちらもこちらでボクなんかの世代が素直に懐かしいと思える
昭和の香りがプンプンでしたね。

下の坪庭なんかも、小さいけどとても風情を感じました。



東京芸大で西洋彫刻を専攻し「昭和の名神輿師」と言われた
故15代浅子周慶の美意識を大事にした暮らしぶりがよく忍ばれました。

こうして見ていて、私も神輿師になりたくなりました(笑)
今から修行してみたい、いや本気で思いましたよw



でも、ほんとは「浅子神輿店の頃」に書いてあるような
先代の奥さんとお孫さんとのやり取りを想像しながら
往時の光景に思いを馳せどっぷり雰囲気に浸りたかったのですが
この浅子神輿店の展示は大人気でして、建家には人が入りきらないくらい
混雑してました。

団体さんなんかもいらしてたりしてましたが、確かにここは見る価値ありますね。
いつも言いますが、観光地としてほとんど無視されているのが本当に不思議です。


20120325妙典M3_Portra400_019
Leica M3 (DS)
Leitz Summaron 35mm F3.5
Kodak PORTRA 400




お寺や神社は存在するだけで何か訪れる価値があると思いますが
どこもいつの間にか過剰に観光地化してしまった感もあります。

が、本来はどこも生活に密着した存在でしたし、
昔はどこにでもあった神社の境内で遊ぶ子供たちがいました。

行徳は首都圏でありながら、そうした風情がかろうじて残ってますし、
神様と一緒に仕事をしていた、こうした神輿店もあります。

皆さんも是非行徳を一度訪れてみてはいかがでしょうか。



■行徳の神輿関連のエントリー
こちらも是非ご覧下さい。

17)世界に誇る行徳の伝統事業 -神輿
18)500年の歴史を持つ浅子神輿店
19)香取・相之川例大祭
20)行徳神輿の担ぎ1 地摺り
21)行徳神輿の担ぎ2 さす・投げる
22)行徳神輿の担ぎ3 子供神輿と人々の笑顔
25)神輿の故郷、中台製作所にお邪魔しました
26)貴重な神輿制作の現場取材記
27)現代の神輿師中台洋さんにお話を伺う


追伸:
次回の行徳オフは秋のお祭りで行徳神輿を見るオフを企画したいと思います。
行徳の神輿の担ぎは本当に必見ですよ(^^










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