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Rollei ATO2.1 -現代では珍しいオルソクロマチックなフィルム 

 

20110812浦安M6_Rollei_ATO2_1_031
Leica M6
Leitz Summilux 35mm F1.4
Rollei ATO2.1


現像時、何人もの人にお世話になっていたのに
すっかり報告が遅れて大変恐縮でありましたが
ローライ アドバンスド テクニカル オルソ スーパーグラフィック 2.1
というちょっと珍しいフィルムで撮影した写真の話です。


Rollei ATO 2.1 Supergraphicは感度 ISO 25は
純粋なリスフィルムであるオルソクロマチック白黒フィルムです。



現行の白黒フィルムはパンクロマティックフィルムでして
可視光線のすべてを記録するのに対し、
オルソクロマチックフィルムは、可視光線のうち
590ナノメートル未満の波長を持つ光線を記録します。

リスフィルムは白黒ですが、中間の階調がなく白と黒にはっきりわかれる程
コントラスが強い写真製版用の複写のためのフィルムのことです。

従ってその用途は、画像には不適でグラフィック・デザインの
図面や文章の複製・複写などに使われるとの事です。



特長としては極めて微粒子、高いシャープネス、解像度とグラデーション、
オルソクロマチックの感色性(分光感度 380~610nm)
優れた色調とコントロール可能なコントラスト特性をもち
特にスキャナでのデジタル用途に適しているとの事。

と、いったちょっと変わった特徴を持つとなると
フィルムの種類が日に日に減って行く中、
今のうちに使えるものは全部買って使うべし!と手に入れた訳です。


20110812浦安M6_Rollei_ATO2_1_027
Leica M6
Leitz Summilux 35mm F1.4
Rollei ATO2.1




トップの作例は浦安の猫実川です。
川が汚れきって、漁業の街が沈んだ雰囲気になった頃
つまり昭和40年頃のようで結構気に入ったカットになりました。

しかし、どうですか、なかなかの階調表現!
また、事前情報通り、極めて微粒子、
というか粒子は殆ど見えません。

そしてオルソを名乗っているらしく、かなり硬調でもありますが
グラフィックデザインの複製以外の普通の写真でも大丈夫そうです。



ところで、オルソクロマチックでは工業標準が無い為
実は正確な感度は謎らしく、およそISO感度15~25の想定だそうです。

と、なると、これはもう50年以上前のフィルム環境みたいなものですね。
実際に暗めの所ではどうか、と思い、浦安の旧宇田川住宅(古民家)で
手持ちギリギリの1/8開放で撮ってみたのが2枚目の写真。

当日は晴れだったので、古民家でも戸外から割と光は入ってたのですが
完全に暗部は潰れていて、全体の雰囲気も相当な昔写真ですね…



20110912行徳聖路加M6_Rollei_ATO21_022
Leica M6
Leitz Summilux 35mm F1.4
Rollei ATO2.1



最初に、現像時何人もの人にお世話になった、と申しましたが
その理由は実は現像にあります。

いつも行っている有楽町ビックカメラのプロラボ受付に出すと
「このフィルムの現像は受け付けできません」とw

ビックさんは親切でして、提携しているプロラボは
手当たり次第聞いてくれたらしいのですが、
答えは全てNo…


で、このフィルムの現像について調べてみると、
下記のような事が書いてあったでやんす。



【現像】
このフィルムの特別な事は、異なる現像液で個々に取り扱うことができます。
ロー・コントラスト現像液(例えば、ROLLEI RLC現像液 (1+4)または、
コダック テクニドール現像液)を使用した場合は、
より高いコントラストになりますがほとんどイメージ通りに達します。
それは特にフォトグラファーに人気があり、
ドラマチックで絵画的そして野心を抱きます。

グラデーションの代替現像液は、ROLLEI RHS (1+7)、KODAK X-Tol現像液で
類似した効果が得られるでしょう。


しかし通常は、特別なリスフィルム現像液を使われなければなりません。
ノーマルなオルソフィルムより、かなり急なグラデーションを得るには、
ROLLEI RHC ハイコントラスト現像液(1+4)や
ROLLEI SUPERLITH現像液(1+4)を推薦します。



…正直自家現像していない私で対応出来る範疇ではありませんなw

で、困ってTwitterで呟いた所、実に多くの方々にアドバイス頂きました。
多謝、感謝感激でございます_(_"_)_

そして紹介されたの六本木にある田村写真さん。
早速連絡すると、実に快く現像受けて頂きました!(^^


20110912行徳聖路加M6_Rollei_ATO21_032
Leica M6
Leitz Summilux 35mm F1.4
Rollei ATO2.1



田村写真さんで現像して頂いたのが3枚目の行徳越後屋と
4枚目の聖路加病院の作例です。

そして1枚目と2枚目は別の方に、同じフィルムをT-MAX現像で
現像出来た、と情報を頂きやってみたものです。

こうして見るとT-MAXでも大丈夫そうですが、
田村さんにやってもらったモノの方が、事前情報でのイメージ通りの
フィルムの特性を表している気がします。


出来上がったネガを見ると、2通りの現像とも
見た感じとても薄い感じのネガで、最初ちょと驚きます。

乳剤は、長期の寸法安定性に優れた透明な合成の
100ミクロン ポリエステルベースに塗布されているそうでして
高い裂けにくさで500年の安定した保管との事らしいのですが
薄いネガもこうしたフィルム特性によるものみたいですね。


正直4枚とも黒は潰れ気味ですが、
コントラストの低いレンズとフィルムしか無かった時代には
こうしたオルソ・フィルムは重宝する人がいただろうな…
と使用していて思った次第です。

被写体は選びますが、使い方次第ではユニークで
とても面白い効果が望めるフィルムかと思いました。










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