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ライカ新製品発表会レポート1 -DAS WESENTLICHE in Tokyo Report 

 

20120513_M9 (37 - 44)


おまたせしました!
先日予告したように、ライカ新製品発表会 -DAS WESENTLICHE in Tokyo に
参加したレポートです!



お目当てのLeica M Monochrom はもちろん
同時発表のAPO-SUMMICRON-M 50mm F2 ASPH.
そしてLeica X2にも結構触れました。

福家社長を始めとしたライカ・ジャパンの皆さんと有意義なお話出来ただけでなく
Leica Camera AGのプロダクトマネージャ、ステファン・ダニエル氏とも
ゆっくり直接お話出来たのが非常に大きかったです。

それでは早速時系列にレポをして行きましょう!






今回のライカ新製品発表会 -DAS WESENTLICHE は
先ず10日(木)にドイツ・ベルリンで関係者500人を集め行われた後、
次にここ東京で行われる事になったそうです。

要するに日本市場をそれだけ重視してくれている、という事で
日本のライカ・ファンとしては嬉しい限りですね。

という事で先ずベルリンでの様子の報告という事で
上記と同様のビデオを流して頂きました。

ここのレポートでもあるように、会場は結構大がかりな場所で
ホールのようにも見えますし、改装した元倉庫にも見えますね。

何よりかなり盛り上がっている様子です。
やはりライカは本当に人気者ですね。
この興奮具合を見ると単なるブランドモノと皆思ってない事が
よく解るかと思います。


日本も会場となるライカ銀座店では大勢のお客さんがいました。

そして、待ちに待った発表会は、ライカ・ジャパンの福家社長から
今回の為に来日されたスタッフの紹介から入ります。


20120513_M9 (16 - 44)




画面左から福家社長、
Stefan Daniel, Director Product Management Photo
ライカAGマーケティング担当のステファン・カイルさん
DSCプロダクトマネージャの杢中さんです。
#カイルさんだけ名刺交換出来なかったので違っていたら誰か訂正願います。

金曜にはドイツを出て、すぐ東京ですからご苦労様ですが
飛行機のトラブルで13日朝東京着の方もいらっしゃったとの事…
そこまでして東京のライカ・ユーザーにいち早く発表会をしてくれるなんて
本当にありがたい事です。



20120513_M9 (16 - 22)


ステファン・ダニエルさんはここの記事でもあるように
ライカにプロパーとして入社された後、一貫して製品担当として活躍
30歳の若さでM型ライカのプロダクトマネージャーになったという
次世代のライカを担うエリートさんですね。

今では双眼鏡意外の全てのライカ製品を統括されているとの事。
現代のライカはこの方が重要なキーマンという訳です。

妥協の無いプロフェッショナルの世界や
口うるさい事で有名な世界のライカ・ファンと向き合いながら
しかもオスカー・バルナックやマックス・ベレーク等の
偉大な先輩方の仕事を引き継いでいる訳ですから
責任も相当に重大だと思います。

が、とてもフランクで感じの良いナイス・ガイでして
そして、どうやらボクと同世代のようです(爆
羨ましいやら、この差に落胆するやら(^^;

ライカの長い歴史の中には正直迷走していた時期もありましたが
最近のライカ社の活動は自分の強みをよく理解した上で
ユーザーが求める大切なベネフィットを上手く製品化されていると思います。

そうした活動の中心にステファンさんがいる訳ですが
とても良い仕事をされていると思いますね。尊敬してますよ、マヂで。

ステファン・ダニエルさんとは恐れ多くも名刺交換してもらいましたが
Leica Camera AGの名刺にはOskar Barnackの名前が!

よく見るとそれは「オスカー・バルナック通り」という住所なんですね!
先人の偉業をこうして住所に遺す事は非常に素晴らしい事です。

さて、次に当時のメインイベント、皆のお目当て
Leica M Monochromのステファン・ダニエルさん自らの発表です。



20120513_M9 (23 - 44)


Leica M Monochromの名前はよく見るとドイツ語仕様でして
綴りが英語のMonochromeとは違います。これ、豆ねw


■Leica M Monochromeの特徴
・新開発のCCDモノクロームセンサー
・間に余計なものを入れない(フィルター系の話ですね)
 ダイレクト処理による100%シャープなイメージ
・ISO10,000までノイズが少なく、微粒子
・正確なダイナミックレンジコントロール
・もっとも控え目なデザイン
・Silver Efex Pro2を使った作業環境
・ホワイトウオール社との競合の特別プリントサービス
・マグナム・フォトのJacob Aue Sobol氏による
 オリジナルプリント同梱(バライタ紙)


上記写真のプレゼン資料をざっと訳すとこんな感じですが
当日取材した内容含め、それぞれちょっと補足しましょう。


・新開発のCCDモノクロームセンサー
・間に余計なものを入れない(フィルター系の話ですね)
 ダイレクト処理による100%シャープなイメージ
・ISO10,000までノイズが少なく、微粒子


コダックが開発し、同社が今年経営破綻した際
センサー部門を引き継いだPlatinum Equityが供給する
モノクロフルサイズセンサーを採用しているそうですが
やはりこのセンサーは凄い期待大です。

高解像度で一大センセーションを巻き起こした
あのニコンD800でさえ及ばない、とのうわさが出ましたが
この日はM9と撮り比べたサンプルが紹介されました。

もう見ただけで圧倒的に違う解像度!!

以前からローパスレスのM9センサーの凄さを
褒めちぎる形でこのブログでも紹介させて頂きましたが
M9の凄い解像度よりも更に数段上、という実例見せられると
ちょっとビビりました。

ベイヤー配列の4組の色フィルターがない分だけ
高解像度のデータが得られるのは想像出来ましたが
その威力をサンプルで見せられるとシビレちゃいます。

と、言ってもかなり拡大表示してその凄さが解る、
というレベルなので、とことんコダワル人の為の世界ですが
あれだけD800/D800Eが盛り上がるのを横で見ると
この解像度は話題になるでしょうね。


※追記
デジカメWatchでステファン・ダニエルさんのインタビュウが公開されました。
どうやらM9と比べ解像度は倍くらい違うらしいです!



・正確なダイナミックレンジコントロール


色情報が無い分だけ、ヒストグラムも明暗だけの情報です。
それだけにダイナミックレンジをコントロールし易い、
という話ですね。

個人的には何段分ダイナミックレンジがあるか気になってたのですが
明確な数値は提示されませんでしたが、後で質問した所
M9よりは広い、との事でした。

モノクロではダイナミックレンジの広さは死活問題なので
この辺りの性能はこれまでのデジタルカメラと比べても
結構期待できそうです。

実際この公式作例なんかを見てもかなりハイライトは粘りがありそうです。



・もっとも控え目なデザイン


実機を触った感想はかなり良い印象です。

最近のライカは控え目な存在、というのを相当意識してます。

これはストリートフォトを撮るときには重要な要素でして、
会場で米国人の方と話をしても激しく同意し合いました(笑)

マットブラックのボディはかなりストイックでカッコいい
ただシボ皮は初期の現行MPみたいなサンド生地でしたね。


でもライカ持っていて本当に良かった、と思うのは
こうした控え目なデザインであるにも関わらず、
街を歩いているとカメラをキッカケにコミュニケーションが
始まる事です。

これは会場の外国人の方と話していても同様に盛り上がりました。
やはりカメラと写真はよきコミュニケーションツールであるべきだと思います。



・Silver Efex Pro2を使った作業環境


今回セットにはM9から同梱され始めたLightroomに加えて
Silver Efex Pro2が同梱されています。
#Silver Efex Pro"4"という情報もありましたが誤報のようです。

実は最近私もSilver Efex Pro2を導入したばかりでして
これは素晴らしいソフトです。

とにかくモノクロ表現の全てがコントロール出来るソフトで
モノクロ極めようと思ったら必携のソフトではないでしょうか。

ボクの作例はこちらに載せていますが、
もっともっと使いこなしたいソフトですね。
ライカは解っているなあ、と思いました。


・ホワイトウオール社との競合の特別プリントサービス

このサービスは日本では導入時期はまだ未定との情報もあったので
正直あまりピンときていない話でしたが、考え方が変わりました。

どうやらバライタ紙にレーザーで感光させる、という
インクジェットとは全然違う今までにないプリントサービスらしいです。

Wihtewall社は初めて知ったのですが
このサービスはかなり興味ありますね。

会場での質疑応答の際、ライカはフォコマート(引き伸ばし機)
に代表されるようにプリントにまでフィロソフィーがあったが
現代ではどう考えるか?という質問に答える形で披露された話でしたが
Focomatの精神はきちんと引き継がれている様子ですね。

という事で、サンプルとして

・マグナム・フォトのJacob Aue Sobol氏による
 オリジナルプリント同梱(バライタ紙)

というのは凄くライカらしいパッケージングと言えるでしょう。
さすが写真をよく解っていらっしゃる。実に素晴らしい。

ちなみにこのホワイトウオール社のシステムというのは
結構大がかりみたいでして、民生化されるのは当分なさそうですね。

このプリントのサンプルは是非見たかったのですが
残念ながら会場には無かったので、機会があれば
私も是非試してみたいサービスです。


--------------------------------


という事で先ずはライカMモノクロームについてご紹介しました。

90万というお値段が独り歩きしてますが、
ボクはこんなものだろうと思います。

なんと言ってもデジタルカメラは原価において
センサーが占める部分というのは非常に大きいのですが
こうした極めてユニークゆえ台数が限られているものと、日本メーカーのように
売れ筋で何万台もさばけるセンサーと比べるのは間違いです。

台数がさばけない時代のデジイチは数百万でしたし
最近ではシグマのSD1も当初は70万しました。

かつてニコンはD40で勝負をかけて膨大な台数を売る事により
デジイチブーム創造とセンサー原価の低減を両立させる勝負に勝ちました。

同じ理屈でD800は相当戦略的な価格でニコンは勝負したと思います。
#多分目論見通り売れなかったらとんでも無い損失抱えたでしょう。

ですので90万という価格は安くは無いけど
これしかないボディで、しかも想像して出る台数考えると、
まあ、妥当、と思える訳です。

ただ、円高効果はもうちょっと考慮して欲しいですがw



ところで、このLeica M Monochromの開発スタートは
M8が世に出た頃から、との事でした。

ライカ社ではずっと温めてきた企画であった訳ですが
今こそ発売すべき時、と決断した理由はとても興味がわきましたね。

世の中の写真の動きを見て、モノクロ表現がまた盛り上がってきた
と思ったらしいですが、確かに私もそれは感じてました。

モノクロ表現は写真表現の基本であり、
普遍的なもの、本質的なもの、を表現しやすい手法です。

デジタルで飛躍的に写真が簡単になった今
写真の本質を真剣に考えている人が世の中にはいますが
そうした方達が新しいモノクロ表現に原点回帰しているようにも見えます。

ですのでこのタイミングでモノクロ専用機を出した、
という事はいかにも写真の本質を内省し、考察してきた
「ライカらしさ」を上手くプロダクトで表現出来たと思います。




なんでもライカ社の中では、
「これで以前のようにカメラを2台持つ意味が出来た!」
といった雑談がされたそうです。

確かに以前はカラーフィルムと、モノクロフィルムを詰めわけた
2台を持つのがフォトグラファーのスタイルでもありました。

ボクもモノクロフィルム詰める時は大体2台体制で、
何回か足を運べる場所でないとモノクロ1本勝負はなかなか出来ません。

でも、2台体制で悩み迷いながら写真を撮ってたり
後でカラーデータをモノクロ化する時よりも
潔く現場でモノクロで勝負!と臨んだときの方が
写真の出来は良いのも事実です。

こうした高額なモノクロ専用機の価値観は
一般の人には理解出来ないものかもしれません。

しかし、モノクロ表現にコダワル人、
そしてモノクロ表現に潔よい態度を取れる人には
十分魅力的で気にある存在のカメラに仕上がった
というのは偽りない感想ですね。



確かに庶民には気軽に買えるお値段ではありません。

以前道具としてのライカの本当の価値について自分なりにまとめましたが
カメラは表現する道具である以上、コダワリに従って選ぶべきだと思います。


という事で、このカメラは非常に魅力的に見えましたし、
写真にコダワるプロやハイアマには支持されるでしょう。



と、長くなったので、イベントの続きは本日中にUPします!
他にも面白い話が沢山あるので、こうご期待!
ライカMモノクロームで撮った作例もUPする予定です!

追記:
ライカ社主のカウフマンさんのこの製品にかける思いを語った
インタビュウを発見しました。









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コメント

モノクロフィルムの終焉?

M型フィルムカメラでモノクロを撮るアマやプロが多いので、Leicaによるデジタルモノクロ専用機は、正しいアプローチだとは思いますが、これによってモノクロフィルムの終焉が早まるのではないかという危惧があります。
Leicaとしてはフィルムカメラ製品のラインアップとしてはM7とMPを残してはいますが、生産は終了しているので、フィルムの終焉を早めても、この新機種を売ること決めたのでしょう。
プリントもインクジェットではない方式なので、プリントにこだわるモノクロ写真家に受け入れられれば、モノクロフィルムは早いうちになくなってしまうかもしれませんね。

Re: モノクロフィルムの終焉?

コメントありがとうございます。

記事本文ではライカMモノクロームを褒めましたが
正直フィルムファンでもある自分としては
おっしゃるような危惧も感じておりました。

ライカは日本メーカーほど邪険にフィルムを扱ってないのが救いですが
モノクロフィルムもより厳しい立場になる事は間違いないでしょうね…

ただ、こうしたデジタルカメラが受け入れられるのであれば
フィルムだって表現の一手法として残ると思います。

全てはユーザーである僕等次第なんだろうな、とも思いました。



> M型フィルムカメラでモノクロを撮るアマやプロが多いので、Leicaによるデジタルモノクロ専用機は、正しいアプローチだとは思いますが、これによってモノクロフィルムの終焉が早まるのではないかという危惧があります。
> Leicaとしてはフィルムカメラ製品のラインアップとしてはM7とMPを残してはいますが、生産は終了しているので、フィルムの終焉を早めても、この新機種を売ること決めたのでしょう。
> プリントもインクジェットではない方式なので、プリントにこだわるモノクロ写真家に受け入れられれば、モノクロフィルムは早いうちになくなってしまうかもしれませんね。
  • [2012/05/14]
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  おまたせしました! 先日予告したように、ライカ新製品発表会 -DAS WESENTLICHE in Tokyo に 参加したレポートです!
  • [2012/05/14]
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