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Carl Zeiss 

 

Great Zeiss Story



カール ツァイスという会社がある。

カメラが好きな人には言うまでもなく馴染みのブランドだが、
最近カメラに興味を持った人や、一般の方にとっては
まだまだ初めて聞く人も多いのではないかと思う。

ここではカール ツァイスを知らない人、
知っていても深くは知らない人を前提に話を進める。

カール ツァイスが現代人間社会に果たした役割はとても大きい。
ツァイスがいかに偉大かを知る一冊の本がここにある。

「ツァイス 激動の100年」はタイトル通りのノンフィクションで、
物語は第二次世界大戦直後ツァイスに米軍がやってくる所から始まる。

このまま進めばお薦めの企業ノンフィクションものという風情の本であるが、
この本が有益な所は、何よりエルンスト・アッベという創業者が
如何に偉大な企業家かが解る所だ。

エルンスト・アッベはそれまで経験と勘による職人芸だった光学工業に
アッベの原理アッベ数等科学的見地を与え光学基礎理論を構築した
天才物理学者としてカメラ好きにはよく知られている。



更にアッベは天才学者というだけでなく、
信念に基づいた行動する人格者だった所が凄い。

今では当たり前の八時間労働制、有給休暇、退職金、
血筋や宗派にとらわれない採用、職務外の個人の自由の保障等、
当時としては革命とも言える画期的な経営を世界で初めて確立した、
あまりにも偉大な経営者でもあるのは意外とツァイスファンにも知られてない。

エルンスト・アッベはヒューマニズムを口先だけにせず、実践し、
カールツアイス財団憲章、定款に明文化し、
企業文化というものを品質に直結させた最初の人だと思う。


そう、今日私達が人間らしい労働環境を得られるのも
アッベの功績が大きいのです。



この本のハイライトの一つは1896年のカール ツァイス財団設立のくだりだろう。
カール ツァイスは事実上アッベの会社だったにも関わらず、
財団構築の際に先に逝去した盟友カール ツァイスの名を
永遠の物として冠した話は深い感動に襲われる。

当時の新聞曰く、アッベからツァイスへの、世界一美しい墓碑銘、と。
友人に対する敬愛でこれ以上の話は私は聞いたことがない気がする。

しかし、カール ツァイスはその後ナチスの台頭による弾圧、
戦争による爆撃、敗戦により米ソからの会社解体・分割、
戦後も突如現れた強敵・日本メーカーとの熾烈な競争等、波乱万丈な歩みをとる。

その時代を全て自力で乗り切った時に最も力になったのが
エルンスト・アッベが打ち立てた思想と経営哲学であり、
科学と信念に裏打ちされた製品群なのである。


プロダクトというのは作り手の気持ちが出るもの…
特にカメラのような嗜好品で高度な技術が要求されるものは
信者とも言えるファンを生み出す。

実際ツァイスだけでなく、ライカ派、ニコン派、ペンタ党等 
ファンの皆さんはメーカーの思想そのものから影響受けてますしね。



…で、何故こんな話をしたかと言うと、
ツァイスの凄まじさをあらためて知るレンズと出会ったからです。

ツァイスのレンズは当然私も集め、それぞれ満足していたのですが、
呆れるくらいのその描写に、あらためてアッベの偉大さを思い出したのです…

「ツァイス 激動の100年」はツァイス好きを自称する人だけでなく、
志ある若い人や企業経営者の方には是非読んで貰い(下にリンクがあります)、
実際ツァイスを経験してもらいたい。

この凄さは経験して分かります。


Sanshiro Ike
Olympus	PEN E-P1
Carl Zeiss Biogon 28mm F2.8
M ( F8-1/125 ) ISO400 AWB











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