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OLYMPUS E-620 Review-2 

 

D40→E-620→E-P1→K-xとスナップに適したカメラを求めての視点での
レビュウ続き、E-620編その2です。

Tokyo Tower in OLYMPUS BLUE SKY
OLYMPUS E-620
OLYMPUS	Zuiko Digital 25mm F2.8
P ( F10-1/800 ) ISO200 AWB


先ず最初に断っておくが、ボクはオリンパスは好きなメーカーの一つだ。
#カメラに限った話を超えての意味である

旧Penシリーズ、OMシリーズ等で業界にイノベーションを与えただけでなく
特にPenシリーズは写真を完全に大衆のものにした。この功績は大きい。

米谷美久さんという天才設計者に拠る部分が大きいというのが定説だが
米谷さんという人は設計者として優秀なだけでなく、
きちんとした本物のマーケティング発想が出来、
更にそのバランスが絶妙に優れていた人だったと思う。


ところでマーケティングの専門家と自称する一部の人と話していると
正直違和感を感じる時がある。

大体小難しいマーケティング理論を専門用語そのままに語る人は
データ重視の人が多いが、データは過去のものでしか無い。

いや、データは重要なのだが、本当に力のあるマーケッターは
未来に対する洞察力が深く、それを実証する時にデータを活用する。

だから新しい領域を作るというのは技術とマーケティング両方が
卓越してないと出来ないものだと普段から考えているので
そういう意味で、オリンパスというメーカーはとても優秀で
世の中に対し大変良い仕事をしてきた会社だと思うのです。


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で、E-620使っているウチに不満みたいなものが出たと前回書いた訳だが
今のオリンパスの一眼はちょっとだけ迷いを感じる時があるからだ。

使っていて思う事は大体一つに集約されて、
勿体無い…と思わず口を衝いて出てしまう。

だから-620の短所というより、オリンパス・フォーサーズシステムへの
エールみたいな意味で、僭越ながらちょっと書いてみたい。



フォーサーズシステムはAPS-C主体のデジタル一眼レフ製品の中で
一際ユニークな存在なのは皆が認める所であるとおもう。

キヤノンもニコンもフィルム時代からデジタルに移行する製品の出し方を
していったのに対し、フォーサーズは初めからデジタルを前提に
システムを組んでいる。

E-1等は今でも愛用者が多いと聞くし、実際私の周りにも居て
吐き出す画は今見ても大変美しい。

今では当たり前になりつつあるが、センサーのゴミ取りシステム等
その後もデジタル一眼に必要な機能とは、という面でリードしているのは
最初からデジタルと割り切って開発している部分が大きいと思う。


が、誤解を恐れずに言えば、
あと一歩の所で迷いが出てしまって、
結果ライバルメーカーの戦略に引き摺られて
後塵を拝しているような気がするのだ。

迷いは無理を産むし、ズレた事もしてしまう。
今のオリンパスに必要なのは非対称戦略(後述)の徹底では無いだろうか。


よく言われるようにフォーサーズのファインダーなんかは
確かに最初は小さいな~、と思ったりしたが
最初からこんなもんと思えば別に問題無い。

画角もそうだし、絵作りだって各社個性があるのだから
そういった面で四の五の言うのは意味が無い。

ユーザーの声を聞くのは大変重要だが、
ライバルの戦略を意識しすぎたりして
聞くバランスがあと一歩足りないのでは無いだろうか…


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某口コミ掲示板をよく精査してみると解るのだが
最初は皆1DやD3みたいな最高機種の性能をエントリー機種にも求めるような
ユーザーのワガママというべき、ある意味勝手なことを語っているが、
そのうち議論が落ち着いてくると本質的な評価が生まれ販売にも直結していく。

D40やK-xが売れたのは、まさにクチコミ時代の産物だと思うし
オリンパスのようなメーカーはもっとそれを意識しても良いと思う。


デジタル時代を意識し、35mmのフォーマットの呪縛を脱皮する
大きな決断を意識したのだから、その強みをもっと特化して
変な画素数競争から抜けた方がいい。


レンズもそうで、松竹梅の中で梅は小さく、軽く、そして安く
その割に大変良い写りでフォーサーズらしいのだが
松レンズをあんなに早い段階で揃える必要性はあったのだろうか?
と思ってしまう。


ボクはプロがどんな機材を選んでいるかを見るのが好きなのだが
結構E-400系シリーズをサブ機感覚で使っている人は居る。
それはフォーサーズらしい小ささに拠る所が大きいと思っている。

一方、松レンズ商業ベースに載せるには、
サポート体制を含めたプロへの営業戦略が不可欠だと思うし、
それをやるにはかつてキヤノンがニコンに食い込む時に行ったように
批判を恐れずプロにばら撒く位の事も営業は考えないと厳しいと思う。


OMシリーズ誕生時のように最初から立派な一大システムを構築する
その気概は大変好感持つが、OMのように撤退とかは
何かと保守的なカメラユーザーが一番嫌がる事であり、
このままキヤノンと同じ土俵に乗った製品を出しても
兵力資金力等物資面で消耗戦になって負けかねない。

松レンズを出すことを営業体制構築前に急ぐあまりに
CONTAXのような運命になってもらっては困るのである。


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オリンパスはキヤノンになる必要は無いのだ。
少なくとも現時点では。

採るべき道は非対称戦に持ち込み
巨大な敵をこちらの土俵に引きずり込む
ある意味ゲリラ戦に近いと思う。


これは戦争の歴史をちょっと調べればよく解る事で
旧日本軍もドイツ軍も、先行していた英国や米国に
負けじと同等の海軍や陸軍を構築しようと躍起になり
戦艦大和やビスマルクのように世界一の戦艦等建造したが
結局同じ土俵で質で勝負できても物量で先行する敵には
絶対に勝てないのだ。


Uボートという潜水艦にもっと開発力を集中していれば
歴史はドイツの勝利だったはず、とも聞くが、
相手の戦術と違う方法で勝負を徹底すれば
勝ち目の無い相手とも互角に戦う事が出来る。

実際現代に至るまで、圧倒的な軍事力を誇る米国ですら
ベトナムやアフガンのゲリラには悩まされ、敗北すらしている。



これは何も戦争の話だけではなくて、
ビジネスの世界にもこれは全く当てはまる話だ。
カメラ業界を見ても好例がいくつもある。

カシオ等は参入した時から同じくデジタルに特化したメーカーとして
正しい戦略を取って、現在に到るまで業界の七不思議とまで言われる
安定したシェアを確保している。

QV-10は当時、最低でも40万画素以上のセンサーが汎用的にならないと
デジタルカメラの時代にはならない、と言われていた時代に
25万画素のセンサーをあえて選ぶ代わりに、
ユーザーのインサイトを深く洞察し、液晶モニターを付けた。

今となっては当たり前の背面モニターだが、
これこそがユーザーの求めていた機能で
結果デジタルカメラ時代の幕を開いた機種になったのは
ご存知の通りである。

画素数等はメーカーが考えている程
ユーザーは優先順位が低く考えられていた事の証左だし、
フィルムカメラの延長の発想を変えて
カメラとは言え全く別の機械として作った勝利だと思う。


また、最近のリコーも、以前は長期的に見れば
同社におけるカメラ事業の位置づけは縮小の一途に見えたが
高級コンデジという当初はニッチな部分に集中する事で
すっかり息を吹き返したように見える。


いずれも得意分野では大国キヤノンと互角の戦いをしているのは
現在のシェア獲得戦争の中で特筆すべきであろう。


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で、結論を言うと、
E-620の最大の欠点はセンサーを高画素にしすぎた事だと思う。

ユーザーの画素に対するワガママな意見を聞きすぎた為に、
他社の戦略にまんまとひっかかってしまったように思う。


オリンパスみたいなユニークで決断力のあるメーカーには
今後もカメラファンを喜ばせてもらう為に
いつまでも元気に頑張ってもらいたいと強く願うあまりに
前説が長くなってしまったので
次回もE-620についてもうちょっと書きます。

#偉そうな書きっぷり恐縮です


つづく














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