Sponsored Link

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

記憶の深淵のカメラ -Olympus Pen EES  

 

Himekawa River
OLYMPUS Pen EE-S
Kodak 100TMAX 

白馬の景色は美しい。

相当昔にスキーで来たことはあったけど、
こんなフォトジェニックな場所とは正直知らなかった。

大出の吊橋は昔と変わらぬ日本の高原田園地域の景色そのまま…

Clouds moving to summer
白馬連峰もいつかどこかで写真で見た景色そのままだ。 そう…、いつか……、
Clouds in early summer
今も昔も変わらぬ雲の写真を見ていて、 ふと気がついた。 ボクはこの写真をどこかで見ている… いや、手元にあるPenを触っていた!!
Sky on a mountain village
それはボクの脳のヒダの最も深い所にある記憶だ。 たしか…、親戚が…、このEESを持っていた…!! とても小さい年齢だったボクは… 確かにそれをオモチャ替わりに触っていた… 露出不足の際に出る、通称”赤ベロ”が出るのが楽しかった… セレン受光子を不思議なものと眺めていた… ファインダを覗いて空シャッターを切るのが楽しかった… 記憶を辿ると3歳か4歳位だったような気がする… そしてその玩具が6歳位の頃には、 古臭いものに感じられると同時に、 少しだけ成長して分別がついた分、 レンズ周りにあるピント指標に目がいっていた… そして…、ボディには確かに”S”の赤い文字があった… そう、ボクはPen EESと一緒に遊んでいた日があったのだ!!
Tree on highland
なんてコトだろう!! 懐かしさが溢れるほど込み上げてきて、 冗談ではなく泣きそうになった。 カメラへの興味や造詣がある人がいない私の親族の中にあって 誰にでもすぐ使えるカメラとして EESがしっかりとその記憶を収めていたのだ!! …さらに…白馬や白山の写真だったと思うが 誰かがこのカメラで撮ってきた写真を見て いいなぁ…、キレイだなぁ…、と思っていた… そう、全然知らぬ間に同じカメラで 親族の誰かの何十年か前の出来事を 同じカメラで追体験をしてしまっていたのだ!!
Field of dreams...
小さなキセキを体験したような気がした。 と、同時にこのEESというカメラには本当に驚いた TMAXの豊かな階調と相まって 腰が抜ける程良い写真があがってきたからだ EESのレンズはかなり良いと思う。 最新のTMAXフィルムの階調を遺憾なく引き出している。 Pen本体も拍子抜けする程簡単に撮れてしまうし 先日使ったEE3にいたっては シャッターを押すのと、フィルムを巻くこと以外 する事が無いので最初はとても頼りなく感じてしまう位だが 全部ちゃんと写る。 もちろん古いカメラなりの部分もある。 下の写真は光線漏れがどこからかしたものだが、 逆にここに書き綴った体験のリアリティを増してくれた。 こうした偶然性も、フィルムカメラの記憶にはつきものだった… What I've seen before... こんなに簡単にここまで美しい写真が撮れるカメラは 今だってそうは無いと思う。 初代Penはカメラと言えば仰々しいものだった当時 さぞ衝撃を持って迎えられたろう。 1700万台という桁外れのベストセラーには 本質的な理由があったのだ。 そう考えると、 良い写真ってなんだろう… テクノロジーの進化はかつて撮れなかった領域まで 撮影出来る力をフォトグラファーに与えてくれたとは思う。 しかし、テクノロジーが人の心を動かす良い写真を 生むわけではないのだ。 写真は写真。 撮る人と見る人の関係が大事。 メカは媒体にしか過ぎないのだ… そう考えると何十年もの時を経て 再び写真の本質を教えてくれたPenは凄い… こういうカメラを産み出した米谷さんの仕事を プロの仕事と言うのであろう。 大切な事を沢山気づかせてくれる… だから古いカメラを持ち出すのは辞められない。 これは懐古趣味と断じて違うのだ。









↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い
ブログパーツ
↓気に入ってくれたらお願いします_(_"_)_
関連記事

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://anh23.blog32.fc2.com/tb.php/81-07f55f5f

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。